『桂さんwithB』

たまにはコスプレエッチがしてみたいのだが。

真面目くさった顔で「頼みがある」と言ってきたので、こちらも大真面目に向かい合って耳を傾ければ…これ。
呆れるより悲しむよりまず先に、ニケは逃げ出そうとした。
桂の手に捕まれば、問答無用で致すことになる。
いつもなら惚れた弱味で流されるが、今回ばかりは難がありすぎた。
コスプレだなんて恥ずかしすぎる…!
「ふやっ!?」
慌てて部屋から飛び出そうとして、何かにぶつかる。
ぶつけてしまった鼻頭を押さえつつ見上げれば、エリザベス。彼がニケの行く手を阻むように障子戸の前で仁王立ちしていた。
圧倒的な質量感。全く退く気配はなさそうだ。
『桂さんのため』
「え…エリーの裏切り者ォォォ!!」

部屋から出ることもできず、ニケは呆気なく桂に捕獲された。


***


「こんなの一体どこで買ってきたんですかっ!……………は、恥ずかしすぎます…」
「大丈夫だニケ、よく似合っている」
「そういう問題じゃな…やっ」
露出した内腿を撫でられて思わず声が出る。
桂に後ろから抱きすくめられたせいで、身動きも取れない。
─────体操服。
桂が用意していたのは紺色のブルマにちょっと小さめの体操服だった。
肌にぴったりとフィットしすぎたそれは、ニケの身体のラインを余すことなく強調している。
「期待しているのか。もう小さな粒が勃っているぞ」
不意に桂の指先が、体操服越しに胸の頂を摘んだ。
「あくぅっン…ち、違いますッ…その、擦れて……!」
下着を着けさせてもらえなかったせいで、ニケはいろいろと大変なことになっている。
身体中が違和感でむずむずするし、桂の視線が露骨に恥ずかしいとこばかりに集まるのだ。
あくまでも無意識に…開発されたニケの体は、甘く疼きはじめていた。
「ん…んッ…くぅ……」
「抑えるな。俺はニケの可愛い声が聞きたい」
桂の手が体操服の上から乳房を揉みしだくと、少しざらついた布地が敏感な突起と擦れてもどかしい刺激を生む。
「ひ…ん……ッ」
「抑えるなと言っているだろう」
自らの手の甲で甘い声を漏らそうとする唇を押さえつけ、懸命に喘ぎを殺すニケの姿に、桂は嗜虐心が湧くのを感じた。
啼かぬなら、啼かせてみよう。まさにそれだ。
「ひあッあ…そこ、だめっいやぁ!」
「いや?嘘をつくな。コリコリに乳首を勃たせおって…」
体操服の中へと侵入した桂の右手が、直接乳房を揉みしだき、乳頭を捏ね回す。
「…何かイケナイことをしている気分だ」
指先でニケの乳房を弄びながら、桂は呟いた。
ただでさえ童顔で小柄な彼女に小児用の体操服なんて着せているのだ。少女趣味はないにしろ、なにかしら下半身にクるものがある。
それどころか日頃の淫行の結果、発育しすぎてしまった女性的なラインとのアンバランスさが、また。
……かなり、クる。
そんな桂の心情を知ってか知らずか、彼の攻めの手から逃れようと、ニケは身を捩った。
「イケナイならもう、やめ…ひぁッあ、やぁ!」
「そんなことを言って、ニケも期待しているのだろう?」
恥ずかしがりやな彼女を愛しく思いつつ、桂はその下肢に手を伸ばす。
水分を含んだせいでそこだけ色が濃くなったブルマは、まるで漏らしてしまったようになっていた。
「胸だけでこんなに濡れたのか」
「は、ぅ……ごめ、なさ…ッ!」
溝をなぞっていた桂の手が太ももに触れたかと思うと、ガバッと勢いよく、大きくその太ももを開脚させられた。しなやかなニケの体は大した抵抗もなく、されるがままM字に開脚する他ない。
ニケの肩口からブルマを覗きこんだ桂の視線が、ねっとりとニケを犯していく。
「み…見ないで、ください…」
羞恥に震える少女を、男は容赦なく追い詰める。
「小太郎さ、ンくぅっ…!」
「びしょびしょ、だな」
ブルマ越しに桂は肉芽を探りあてた。その突起を引っ掻くように指先は上下する。
「ん、ンぁ…小太郎さッ、はぅぅ……」
「見ろニケ。ブルマ越しなのに俺の指がニケのえっちな汁で濡れてしまった」
「やっ…そん、な……」
ぐしゅぐしゅになったブルマから漏れ出す蜜に濡れた指を、わざわざニケの目の前で動かす桂。
泣きそうな声のニケを見て、彼は苦笑めいた笑みをこぼした。
「別に悪いことではない。“俺が”、良かったのだろう?」
「……は、いッ!…あくぅン…ひぁっ」
返事をすると同時に、くい、とニケの股間に紺色の布を食い込ませる。
細く縄状になった布をぐいぐい上へ引っ張ると、面白いようにニケの腰が揺れた。
「擦らな、でぇぇっ!…こたろ、さんッやめ…やあぁぁ!」
「や、ではない。イイのだろう?ほら、擦られてイってしまえ」
「はうっ…だめぇ!らめなのっ、らめらのにぃッ!」
耳や首筋を緩く甘噛みされながら、思い切りブルマを引っ張り上げられる。
軽く体が宙に浮き、目一杯股間に布が食い込んだ。
「らめぇイっちゃ…あぁぁぁあァ!?」
「ふっ…」
ニケが仰け反りながら肢体を強張らせ達した様子に、桂は満足気に笑みを浮かべる。
「あ…ひぁッ……ン…」
びくびくと快楽の余韻に浸るニケを丁寧に布団に寝かせ、桂は彼女に覆い被さった。
愛しげに顔を寄せると、その唇を深く奪う。
「ん、ふぁ…ちゅ……こたろ、さん」
「…………愛している…ニケ」
嬉しそうに少女が微笑むのを見て、男も着衣を緩めた。
はらはらと零れ落ちた桂の黒髪が、ニケの頬を掠める。
律動に合わせて、視界の端でそれが揺れることすらも意識する暇も与えられず、ニケはただただ啼くしかなかった。
「あくぅ…ひぁぁ!こたろぉ、さんっ小太郎さぁんッ!」
…与えられたのは、深く甘い快楽だけ。
ブルマは脱がされず、右足入り口の隙間から無理矢理挿入されていた。
「っ…ニケッ!好きだっ愛している…!!」
ぐちゅんずちゅんっ、と卑猥な水音を立てながら、桂は幾度も腰を打ち付けていく。
「む…?」
突き上げに合わせて揺れる体操服の白さが、桂の目を引いた。…というよりは、それに包まれた柔らかな女性の象徴に、目を奪われた。
「きゃうぅぅッ!?…は、ぁ…吸っちゃだめぇ……」
ぷっくりと浮き出た乳首に布越しで吸い付かれて、ニケは背をしならせる。だが、それは桂に胸を突き出すことになるのだ。
「ひあっあぁーッ!?そんなに強く…お、おっぱい吸っちゃ、やぁあっ」
硬く尖ったそれを、執拗なまでに吸われる。たっぷりと吸い付かれたあとには、濡れてしまった白い生地が透け、ニケのその形だけでなく色までを晒していた。
「ピンクの乳首が透けているぞ。恥ずかしいな?」
「ふぁぁ…、やっ!?…いやぁあァぁ、ンぁ…おねが、見ないれぇぇ!」
「くっ…」
羞恥に反応してニケの中は、きゅうんッと桂の大きなモノを締め上げる。
興奮した桂は手加減を忘れて大きく、深くグラインドした。
ぐっちゅうぅぅゥウぅ!
「深、いィぃぃ!?ひやぁぁぁあッ…そこらめぇっ!」
「駄目ではない。ニケは深いのが好きだろう」
弱いソコをぐりぐりと亀頭で押し上げられる。子宮口に捩じ込まれた先端が擦れる度、ニケは恐ろしい快楽を味あわされた。
もう、耐えきれない。
「小太郎さんっおねが…もうだめぇッ」
「あぁ!…一緒に気持ちよくなろうな」
一呼吸の後、最後に相応しい強さで突き上げられると同時に肉棒が大きく弾け、びゅくびゅくと勢いよく白濁が子宮に流れ込んできた。
「ひ、あ゙あ゙ぁあぁぁー!?………はぅ…たくさん出て、る」
恍惚とした表情で桂を見つめる瞳には、自分を愛しそうに眺める桂の姿。
精を放ちきっても挿入したまま、情事の余韻に浸る。
淫猥さと恋人同士の甘やかな幸福感が混在する雰囲気の中で、桂はぽつりと呟いた。
「…子を、孕むと良いな」
「ふ、ぇ?」
「ニケ…ずっと、俺のそばにいてくれんか」
「小太郎さん…?」
桂のいつにない真剣な言葉に、ニケの目が驚いたように見開かれる。
次いで、これまでを思い返すように目を伏せた。
「小太郎さんは、テロリストだし、変な人だし、人妻好きだし…えっちなこといっぱいするし、」
「うっ、ニケ…」
すべて桂の弱みや欠点を突いたニケの言葉に、桂は思わず引きつる。
コスプレを要求した日に求愛するのではなかった…と珍しく後悔している桂の様子に、ニケは悪戯っぽく笑みを溢した。
「でも…いいですよ。私、ずうっと小太郎さんのそばにいます。いたいです」
今度は桂が笑みを溢す番だった。
それでも、あんな風に言われては、少しぐらい……かなり心配にもなる。
「ほ、本当に良いのだな。…俺はニケの言う通り、テロリストで変わり者で人妻好きで、えっちなこといっぱいする気満々だぞ」
満々はちょっと…と苦笑いしながらも、ニケは桂を受け入れるつもりだった。
「小太郎さんはテロリストだけど人を傷つけることはしないし、変人でも大事なときは格好良いです。それに、私が桂ニケになったらある意味人妻です。だから……」
何も問題ない。そう微笑む彼女は、どこまでも桂を愛する女性だ。
彼も、また…。
だが、彼は桂小太郎だった。…そう、桂小太郎だった。
「えっちなことについては何も言わないが…それはシテも良いとい」
「ちがっ…違います!小太郎さんのばかぁ、二週間はえっちなこと禁止ですッ」
ムードぶち壊しだ。
そもそも体操服プレイを無理矢理させられて求愛というところからおかしいが、そこに目を瞑ってやったらやったで、この男はッ…。
愛するべき馬鹿なのかただの馬鹿なのか、悩み始めたところでニケの思考は中断させられた。
「なら二週間分、今のうちにたくさんせねばなるまい」
「そんなっやッもう、ひぁあン!?」
馬鹿を愛してしまった私もまた、馬鹿かもしれない…そう思いつつ、ニケは紺色のブルマが白に染まるまで、たくさん愛された。
いいのだ、別に。
だってこの馬鹿は世界一素敵な馬鹿なのだから。