Addict - うちはサスケの場合
久しぶりにサスケが里に帰ってきてるとナルトから聞いたのは昨日の話。どうせ木の葉にいる間はサクラといるんでしょ、あたしには関係ないと思っていつも通りの生活をしていたら、ほんの数時間前インターホンが鳴って、出てみると目の前には少々不機嫌そうなサスケ。久々に会ったのにいきなり機嫌悪いとかやめてくれる?と悪態づきながらも喜んでしまっているのは事実で、いいから中に入れろというサスケを大人しく家に迎える。
リビングに腰掛けたと思ったらいきなり襲われて、何も話さないのは昔から変わんないなと思いながらそれを受け入れる。
「、サスケ」
「何だ」
「戻んなくていいの?サクラの所。」
「お前が気にする事じゃないだろう。早く帰って欲しいなら話は別だが、」
「そんな事言ってないでしょ。ほんと可愛くないなー。」
行為後煙草を吸いながらそう聞くと相変わらず回りくどい返事が返ってきて、ほんとにこいつのこういう所は可愛くないなと思う。
「なに、なんかあったの?」
「別に何もない。だからお前には関係ないって言っているだろう。」
「久々に会ったと思えば不機嫌で、しかもいきなり襲っといてそれはないんじゃない?サスケ。どうせ喧嘩でもしたんでしょ。」
「うるさい、分かっているなら聞くな。」
「あーはいはいごめんなさい。夜になる前には帰ってよー?バレたら洒落になんないんだから。」
「…ああ、分かっている。…すまない。」
「え、なに。」
いきなり謝られたのでびっくりしてサスケの方を向くと、サスケはあたしの方を見ようともせずに話を続ける。
「その…あいつと何かあるたびにお前に会いに来て、すまない。」
「…別にいーよ、謝んなくて。」
「しかし…、お前が結婚できないのは俺のせいだろう。」
「ははっ、余計なお世話ですー。あたしは結婚できないんじゃなくて、しないの。」
いきなり謝るから何かと思えば、返ってきた言葉は呆れるくらい失礼で思わず笑ってしまう。本当に結婚なんて、1ミリも考えてなかったから。
「あたしの心配する前に、サクラとサラダちゃんの心配しなさいよ。家族なんだから。」
「そんな事は分かっている。ただ…、お前の事も心配なんだ。」
「じゃあさ、サスケ。」
「何だ。」
「あたしを抱いた後、頭からあたしが離れなくなったら、責任とってサクラと別れてあたしと結婚してくれる?」
そう言えば、サスケはこっちを向いて一瞬目を見開いた後すぐにいつも通りの顔になって、まっすぐにあたしを見ながら
「…ああ、その時はもらってやる。」
とか言うから、思わず目をそらす。
「…ふふ、最低、サスケ。」
「ななし、」
「もうすぐ夜だよ。帰りな、サクラのとこ。」
「……ああ。」
そう言うとサスケは素直に帰る支度を始める。行為後そのままの格好だったあたしは服を着て、シーツを軽く整える。
「…それじゃあ、行くぞ。」
「うん。さっさと仲直りしてよね、何があったか知らないけどサクラが可哀想だから。今頃必死になって探してるよ、多分。」
「……ああ。」
じゃあねと短い別れを告げ扉をパタンと閉めて、そのままドアに寄りかかる。
「なにがもらってやるだよ、そんな気もないくせに。」
都合のいい女なんて演じて馬鹿みたいだ、そう思いながらサスケの体温を感じたままの肌を洗い流すために浴室へ向かう。
Addict
(最低なのはあたしの方、)
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