恋は砂糖でできている
「シカマル。」
「あ?なんだよ。」
「好き。」
「なっ、!なんだよいきなり…!」
「シカマルは?」
「…んなの、言わなくてもわかんだろ。」
すっきり晴れた日の昼下がり。
いつものようにひなたぼっこをして、いつものようにシカマルに愛を伝えて、これまたいつものようにはぐらかされる。
付き合ってもうすぐ1年になるのにこういう反応をするシカマルはすごく可愛い。
「なんでそんなに好き好き言うんだよ、言われなくても充分伝わってるっつーの。」
「伝わってても言いたいんですー。ね、シカマルも好きって言ってよ。」
「っ、言わなくても」
「わかんない。言われなきゃわかんないー。」
そう言ってシカマルの方を見れば、ゆでダコみたいに顔が真っ赤になってて思わず頬が緩む。
あー、可愛いなあ。
「……き、だ。」
「んー?もっかい。聞こえなかった。」
いたずらにそう言って笑えば、さっきよりも赤くなったシカマルと目が合って。
「ななし、」
「ん?」
「………っ、好き、だ。」
「、うん、知ってる。」
やばい、破壊力ありすぎる。
自分からお願いしたくせに、実際言われるとドキドキしすぎて可愛くない返事しか返せなくて。
シカマルに負けないくらい真っ赤になった顔を見られたくなくて俯いていると、いきなり顎を持ち上げられて自然と目が合う。
「自分から言ったくせに照れてんじゃねーよ、」
だって、と言おうとした唇はその瞬間にシカマルに奪われて。
ああ、なんて幸せな休日なんだろう。
恋は砂糖でできている
(あたしと彼との甘い時間)
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