見つめる


最近出来た雷車に揺られる事数時間。着いたのは久しぶりの砂隠れ。
少し来ない間に砂も随分と発展していて、今までは辺り一面砂漠で人もちらほらだったのが、たくさんのお店と人で賑わっている。

後で色々見てまわろうと思いながら、恋人であり風影である我愛羅の元へ急ぐ。



………



用件を済ませて、来た時に見つけた雰囲気の良さそうな居酒屋で我愛羅と食事中。

木の葉ではあまり食べられない料理がたくさん出てきて、夢中でそれを食べていると、目の前から熱い視線を感じる。



「我愛羅、そんなに見ないで。」

「何故だ。…嫌か?」

「いやそうじゃないけど。なんか恥ずかしいからやめて?」



夢中で食べてる姿がそんなに面白いのか、やめてというあたしの言葉を無視して、我愛羅はずっとこっちを見つめている。



「ねえ、あたしの顔ってそんなに面白い?」

「…?何故だ、」

「だってさっきからずーっとこっち見てるじゃん。ごはんもお酒も全然進んでないし。」

「いや…、久しぶりに見るななしはやっぱり可愛いなと思ってな。…ついつい見つめてしまう。」

「っ、なにそれ、」



さらっとこういう事を言うんだよな、こいつは。

突然の可愛い発言にあからさまに動揺していると、我愛羅は小さく笑って、そういう反応も可愛らしいなとか言うから、あたしの顔は真っ赤になる。



「〜っ!もう、からかわないで!」








見つめる
(ていうか、見つめられる?)
(心臓が持たないのでやめてください)












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