寂しがる
「ななしっ!」
「ぅわっ!びっくりしたー…」
少し長期の任務で里を出たのは2週間前。
怪我もなく任務を終えて報告書を提出するために火影室を目指して歩いていると、目の前でボンっという音がしたと同時にあたしの名前を呼ぶ声が聞こえる。
「おかえり、ななし!」
「ナルト!ただいま。」
煙が消えて現れたのは彼氏のナルトで、満面の笑みでおかえりと言いながらあたしを抱きしめる。
「俺ってば、すっげー寂しかったってばよ!どうしても会いたくてカカシ先生に俺も行きたいって言ったんだけど、だめだの一点張りでさー!今日あたり帰ってくるって言ってたからずっと待ってたんだ!それで、」
「ま、待って。いきなり弾丸トークしないで。そして離れて?」
何でだよ、いーじゃんと頑なに離れないナルトを無理矢理剥がして、あのねと話をする。
「あたしまだカカシ様に報告書出してないの。だから急いで行かなきゃ行けないの。」
「じゃあ俺も一緒に行くってばよ!」
「ナルトは何も用事ないんでしょ?家で待ってて、」
「ななしと離れたくないんだって!な、お願い!」
よっぽど寂しかったのか、剥がしたのにまたくっつきながらそう言うナルトが何だか可愛く見えてきてしまって、思わず笑ってしまう。
「、わかったよ、一緒に行こう。でもくっつくのは家に帰ってから。」
そう言うとナルトはニカッと笑って、ならすぐ行くってばよ!とあたしの手を引いて走りだす。
寂しがり屋さん
(…ナルト、暑苦しいよ。ここ一応、火影室だからね?)
(いいじゃんカカシ先生!やっと会えたんだってばよ!)
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