出会う
「木の葉に来るのも久しいな。」
「そうですね。…風影様、早速火影邸へ。」
砂隠れが暁に襲われてから数週間、風影様と側近であるあたしは、風影様を救ってくれた木の葉の忍に感謝の気持ちを伝える為に直接木の葉へと出向いた。
砂と違って木の葉隠れの気候はとても豊かで、特に今の季節は気温もちょうどよくてたまに吹くそよ風がとっても気持ちいい。
「…ななし、」
「な…、なんでしょう、風影様。」
「火影邸は本当にこっちで合っているのか?…俺は後ろにあるように見えるのだが。」
「……あれっ?!すっすみません風影様!」
目指してたはずの火影邸はいつのまにか後ろにある。
何回も来てる里だから大丈夫と思ってたのにな、方向音痴って直らないのかな。
大丈夫だ、お前の方向音痴には慣れていると優しく笑う風影様に平謝りしていると、近くから誰かが話す声が聞こえる。
「ナルト兄ちゃん!今日は任務じゃないのかコレ?」
「おー木の葉丸。ああ、今日は非番だ。」
「っじゃあ俺に修行つけてくれよ!俺もナルト兄ちゃんみたいに強くなりてーんだ、コレ!」
「…今、ナルトと聞こえたな。言ってみるか。」
「はい、ついでに火影邸までの道も聞きたいです。」
そう言って声のする方に歩いて行くと、そこには風影様を救ってくれたナルトさんともう1人、長いマフラーを巻いた忍がいた。
「…ナルト、」
「、我愛羅!どうしたんだよ、こんな所で!」
「この前助けてもらったお礼をと思ってな。」
「そんなの、全然いいってばよ!」
「5代目にもお礼を言いたい、時間があるなら火影邸まで連れて行ってくれないか?」
ああ、いいってばよと太陽のように笑うナルトさんは、木の葉丸も行くか?と横の少年に向かって聞いている。
「、かっこいい…。」
「?どうした、ななし。」
「あっ、いえ、!何でもありません…!」
マフラーの少年に見惚れてましたなんて言えない。
不思議がる風影様に急ぎましょうと言って、ナルトさんに案内をお願いする。
出会う
(ナルト兄ちゃん、あの人すっげー綺麗だな、コレ…)
(なんだ木の葉丸、一目惚れか?)
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