君を、愛する


「お待たせ。じゃあ、続きから話すね。」


そう言ってななしは煙草を吸いながら話の続きをする。


「あの日、シカマルが家まで送ってくれた時、あの人が見てたらしいの。…彼女いるのにね、あたしが他の男と仲良くしてるのが嫌みたいで…独占欲っていうの?あたしはずっと自分の事が好きって思い込んでたみたい。」

「そんで、急にあんたの事が惜しくなってつきまとわれてるって事か。」

「そんな感じ。」

「なるほどな…その感じだと近いうちにまた来そうだな。ま…、次そいつが来たら俺が言ってやるから心配すんな。」

「ありがとう、シカマル。それで…」

「ん?なんだ?」


そう聞くとななしは顔を赤くしながら俺を上目遣いで見て、少しだけ不安そうに俺に聞く。


「その、今日からシカマルは…、彼氏、って事で、いいんでしょうか、」

「、なんで敬語なんだよ…。あーまあ、そうだな。そういう事になる、な。」


そうだ、まだこの話があった。つーかこういうのは話さなくても分かるんじゃねーのか?…ああ、そうか。俺らは今まで爛れた関係だったから、ちゃんと言わねーと不安なのか。


「そっか…ふふ、なんか照れるね。」

「……ななし。」

「ん?なに、シカマル。」

「…好きだ。だから、ちゃんと…、俺と、付き合ってくれるか?」


ななしの両頬を包みながら言うと心底嬉しそうな顔をして、俺の手の上に自分の手を重ねて形の整った唇を動かす。


「うん、シカマル…あたしも、大好き。」


言ったと同時にななしの顔を引き寄せて、触れるだけのキスをする。







ななし。



憎いくらいに好きだったあんたと



やっと恋人になれたんだ。



これからは遠慮なく愛させてもらうけど、いいか?



…そんで、ずっと俺の腕の中にいてくれ。



こんな事を言うのはまだ早いかも知れねーが、








ななし…、愛してる。












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