乱れた吐息
ななしの作る飯は全部美味いけど、今日の飯は格別に美味かった。勢いよく食べていると、さばの味噌煮好きなんだね、覚えとこ。と言っていた。
さすがにやってもらってばっかりは申し訳なくて、皿洗いはやると申し出るとすごく嬉しそうにありがとうと言われ、じゃああたしお風呂沸かしてくるーと言って浴室へ向かう。
しばらくするとリビングに戻ってきて、シカマルも一緒に入るでしょ?とか恥ずかしげもなく言ってのけるから、こっちが照れてしまう。
「なーに照れてんの、裸なんて何回も見てるでしょ。」
「っ、慣れねーから照れてんすよ。」
「可愛いなあシカマルは。」
そう言いながら煙草に火をつけて、フゥと細く煙を吐き出す。そういや今日吸ってねーなとふと思う。思い出すと吸いたくなるのは不思議で、俺もポケットから煙草を取り出す。
「俺も吸っていいか?」
「うん、もちろん。これ灰皿ね。」
これと言った会話もなく煙を楽しんでいると、電子音が鳴って風呂が沸いた事を知らせる。
「…入ろっか。」
そう言いながら急に誘うような目で見られて、心臓が跳ねると同時にななしが服を脱ぐ。その姿があまりにもなんか、うん、エロくて…やべぇな。
そんな事を考えていると、素っ裸になったななしがこっちに近づいてきて、俺の服も脱がせようとする。
「じ、自分で脱ぐからいーよ。しかも、後から行くからまだ脱がねーよ。」
「ふふ、そっか。じゃあ先にシャワー浴びてるね?」
そう言って浴室に行くななしを目で追う。シャワーの音が聞こえたのを確認すると、ふぅっとため息をひとつついて、もう一度煙草に火をつける。
しばらくすると俺の名前を呼ぶ声がして、おう、と短い返事をひとつすると服を脱いで浴室へ向かった。
「あー、気持ちいい。」
「おっさんみてーな声出すなよ。」
「だってさー。最近寒いからお風呂が気持ちよくて。任務中とかすっごい寒い。」
「あんたの任務服なら余計に寒いだろ。そろそろ上着羽織れよ、風邪引くから。」
ははっ、確かにあたし露出すごいもんね。とか言って笑ってる。自覚があるなら違う任務服に変えて欲しい。あんたの事、そういう目で見てる人間は結構いるんだよと思いながらそーっすね、と適当に返事を返す。
「…ね、シカマル…。もっとこっち、来て?」
「、誘ってんのかよ。」
「うん…、誘ってる。」
そう言われた瞬間にななしの腕を引っ張ってこっちに寄せる。大きく揺れたお湯がななしの顔にかかって、うわ、とか色気もねー声を出す唇を奪った。チュッ、チュッと啄ばむようなキスばかりしているとななしの舌がにゅる、と入ってきたが俺はそれを止める。
「寝室行こうぜ。…のぼせるから。」
「ん、」
そう言って浴室から出て体を拭くと、髪も乾かさずにお互いベッドに倒れ込んだ。
.