やなぎだ まさひろ が すき と いいつづける{emj_ip_0686}


「よっぱらってないから〜〜、ね?」
潤んだ瞳、Tシャツとの隙間から見える鎖骨。
彼氏に押し倒されて、思った以上の結果になった。HARIBOの宝石はまさのデレの露呈として還元されている。

「ふふ、すき」
アルコールの吐息が愛を囁く。
柔らかくて、甘くて、
溶ける寸前のアイスクリームみたい。
「すきーー」
「こら、」
少し声が大きい。ご近所さんに聞こえる。
好きが溢れる口を手でふさぎ、
ついでに近づいてくる顔も軽くブロック。




つまんない、と、まさの瞳が揺れた。
「っ、」
その瞬間、手のひらにぬるい感覚。
びっくりして喉がひくついた。
何を考えているのか、手のひらの中指と薬指の付け根の間を舌が這う。
「っひ、ま、まさ、こら」
喉が引き攣れるようにして声が漏れる。
赤い舌が指の間からやらしく
うごめいているのが見えた。
「っ……こら」
まさの舌がやわく抉るようにして、
中指を上から下へ舐め始める。



「ぁ、ん……」
一旦唇を離したかと思えば、今度は薬指を加え、舌の中で吸うようにして舐められる。
「んっ……ん、んあ、んっんぅ……」
馬乗りになられて手首を掴まれ指を舐められる展開。目を閉じて、エロい声を出しながら溶かすみたいに指を舐られる。
奥まで咥えこまれて根元を吸われると、
脳みその真ん中を糸で引っ張られているみたいで少しくらくらする。…とどのつまりはクソエロいとても気持ちいい。
「ゆうすき、手もかっこいいし、すき」
とろとろと唾液が混じって上擦った声。
手の甲や爪の先にキスを落とされ、今度は中指がまさの口の中に飲み込まれていく。



「ゆび……んっ、んあ、すき……」
舐められ続けて、腰がすくむような感覚。

(あ、やべえ)

「まさ、ちょっと、」
指を口の中から離れさせて、腹筋を使って起き上がる。退いて、と言ったらまさは自分のお尻のほうを気にし始めた。
「…なんか当たってる」
こら股間を掴むんじゃありません。
「……たってる」
苦い顔で目が潤んだまさを見る。
そりゃ勃つわあんな顔で舐められたら。

「あとやっとくから、」
分かった、俺が悪かった酔わせすぎたね。
「ほら、寝よう歯磨いて」
「溜まってるんだろぅ?」
上ずって上がった語尾の甘い甘い声。
火照った頬。ぷにぷにの唇。
「……………………」


---

「わ、でっか……」
眼福だ。はっきりいってこの光景は眼福だ。
ゆるく扱かれたそれは自分でも引くほど強度を持った。
「ん、ふ、んんっ…く、んん…」
まさの喉元からくぐもった嬌声が漏れる。
小さく厚みのある唇にそれはあっという間に飲み込まれていく。いつもだったらフェラ嫌がるのに、今日のまさはなんの躊躇いもなく舐める。
(あ、クソ気持ちいい……)
いつもより体温の上がった口内は心地よくて、中で舌が裏筋やカリのところを何回も何回も刺激してくる。



「はぁ、ん、んんっ…」
いつもより奥まで咥えて、そんな声出して。
今度は舌先で先っぽのところをぐりぐり。
……そんなのどこで仕込まれたの。
…あれ、俺ですか?俺か。
まさの少し汗で張り付いた耳元辺りの髪を左手で雑に掻き上げると、気持ちよさそうに喉を鳴らした。
「ん、ふー……んん……」
唇で扱かれ、段々と深くなっていくストローク。
「ぁ、ん、ん、しゅき……」
熱を持った甘い吐息が、先端にかかって腰が軽くビクつく。



「ん、ゆうの、ちんこすき……」
愛しげにキスを落としながら、饒舌にまさは話す。いやいや、そんなとろけた目で男のちんこしゃぶりながら頬に擦り寄せちゃだめだから。てかまさちんこって言った。
「っ、ばかしゃべんな」
「おいひ、んんっ……く……ん…
ん、ん、んっ、んんぅ、んっんっ、」
喉奥まで突きそうな大きいストローク。
涎と我慢汁で音がすごいし、
やっべえなこれまさの口ん中気持ちいい。

「ん、やばい出る」
頭の中でぱちぱちと白い火花が軽く降る。
軽くまさの頭を押さえつけようとすると、
「ぷぁ、」



いやそこで口離すなって!!!!!!!!!


「やば………ぁっ……」
手で受け止めようとした時にはもう遅い、
気だるく長く大きい射精感が、
よく回らない頭の中に流れ込む。
「んっ…………」
精液は勢いよく鈴口からふきだし、
まさの頬へ口へ鼻先へかかる。

(やっべええええ)
「ごめっ……」
ティッシュをすぐさま引き出して顔を拭こうとすると、まさは左手についた精液を舐めた。
「ん……」
呆気に取られて、
ゆるく熱を帯びる瞳を見つめていた。


まさは頬についた精液を
人差し指で拭って、赤い口に含む。

「おいしぃ」
舌なめずりをして、俺に笑った。


酔いもなにかも程よく回り、
まさの影響でキャパオーバー。



やまもとゆう は やなぎだまさひろ に
こうりゃく された ! ▼ テッテレー

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