「一時間、何しようかなぁ…」
今日も今日とて朝から数件事件を解決してから出勤したため、活動限界の都合上午後のヒーロー基礎学は相澤くんに変わってもらうことになってしまい、その時間が空いてしまったのだ。(そしてまた相澤くんには合理的じゃないですね。って言われてしまった…うーん難しい!)
「(おや…?あそこに見えるのは…)みょうじくん?」
「ひゃ!わ、オールマイトさん!お疲れ様です。今は休講ですか?」
「いや…本来授業の予定だったんだけど…まあ」
「ああ…活動時間ですか。今朝もニュースで見ましたよ〜!カッコ良いしヒーローとしてはとっても素敵ですけど、あまり無理しちゃダメですよ。」
カッコ良い、そんな単語に一瞬どきりとしてしまった。もちろん彼女はそんな意味深なつもりでは言っていないだろうし、建前のようなものだろうけど自然と胸が高まってしまう。ーそう、私は彼女、みょうじなまえさんが好きなのだ。だが私はヒーローとして、平和の象徴として生きる以上この気持ちは伝えるつもりはない。…まあそもそも私の片想いなんだけどね!
「…オールマイトさん?」
ハッ!いけないいけない。些細な一言にも関わらず過剰に考え込んでしまったばかりに彼女を放置しまっていた。
「ああ、ごめんね。ちょっとぼーっとしてしまっていたよ。」
「やっぱり疲れて…」
「いや大丈夫さ!ところでみょうじくんは何をしていたんだい?この時間に廊下にいたってことは君も休講かい?」
「はい!ちょっと時間が出来たのでシアタールームへ向かおうとしてまして…」
「シアタールーム?何でまた…」
「…実は、校長に特別に許可をいただきまして、映画を観ようと…あ!もちろん次の授業の為にですよ!!」
なんて恥ずかしそうに頬を染めて笑う彼女はとても可愛らしいなあ、なんて考えていたら思いもよらない言葉を続けられた。
「もし良かったらオールマイトさんもご一緒にいかがですか?短いものなので丁度授業終わる頃には終わりそうですし…」
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「じゃあ再生しますね〜」
「は、はい…」
う、うわあああああ!!!マジか…まさか校内とは言え彼女と一緒に映画を観れるとは…しかも席隣に座るもんだから近いんだよ君…いやめちゃくちゃ嬉しいんだけどね!?!?心なしかいい匂いもするし頬が熱を持つのが分かってしまう。
…にしても、映画なんて観るのいつ振りかなぁ。趣味な割に最近はヒーロー活動だけでなく教師としても忙しくて観に行くのはもちろんDVDでも観れてなかったもんな。それが、こうして大好きな彼女と一緒に観れるなんて…。
「ふふ、オールマイトさん。なんか誰かと一緒に映画観れるのって、嬉しくて、幸せですね。」
ああ本当に、幸せだなぁ。
どうかこの幸せが続きますようにと、心の底から願った
happy birth day!dear allmight!
2016.06.10
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