君と迎える朝日

万理くんに誘われて朝日を見に来た。そこは穴場らしく、万理くんと私以外に人はいないみたい。

「うわぁ、綺麗だね…」

大きなストールを羽織り、私を抱きしめた状態で彼は感嘆の息を漏らしている。でも確かにすごく綺麗だから、そうなるのも頷けるなぁ。

「ねぇ、ちょっと上向いてくれる?」

言われた通りに上を向いたら、唇が重なった。外ではしないで、って言ってるのに…!そう怒ってもしたかったから、とカラカラ笑ってるだけ。

「嫌だった?」
「…万理くんの意地悪」

そんな風に聞かれたら、何も言えなくなるのわかってるくせに。