えーすり
▼a3長編『ノスタルジックドルチェ』番外編:秋組
「あー、俺はあんまりそういうの思い出ねぇわ。興味もなかったし」
「俺っちもそんなには…」
「…菓子が食える日」
「兵頭、その認識は間違っちゃいねぇが違う」
「なまえちゃんと臣は何かあんのか?ハロウィン」
「あるにはあるが…」
「一番強烈に覚えてるのは、中学生の時かなぁ」
「えっそれまでもずっと何かしらやってきてたんすか?!」
「町内会の催しがあってね、それにつき合ってもらってた。ね?」
「ああ。ガキの時からずっと参加してたな」
「まぁ、それは置いておいて…中学2年の時かな?仮装してみたくなってさ、ゾンビの仮装したの」
「…何で敢えてゾンビなんだよ。魔女とかあるだろ?!」
「インパクトが欲しくて。それで臣くんの部屋に忍び込んで、部屋真っ暗にして待ち伏せた。めっちゃ叫ばれた。解せない」
「誰が見ても叫ぶからな?!あれは本気で心臓止まるかと思った…しかも雨が降ってて、雷まで鳴っていた日でな」
「うっわぁ…なまえチャンえげつな!」
「ちなみにその時の仮装の写真ね」
(写真を見た一同、絶句)
「中学生のクオリティ高すぎないか…?」
「同意したくねぇけど、兵頭に同意」
「これは、…さすがに伏見に同情する。叫ぶぞ」
「なまえチャン今年のハロウィンは仮装禁止ッス!!」
「えっ何で?!」
「いや、察しろよ」
「ははは…」
暗がりの中、ドア開けた先にゾンビいたらビビりますよね。私だったら叫ぶ。ちょっとだけ臣くんの過去を捏造しています。
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