*ペンギンとの場合
「手の込んだ悪戯だね。シャッちゃん絞める」
「…うん、アイツの日頃の行いのせいなのはわかってるんだが、まだ断定しないでやってくれ」
「だってやりそうなのってシャッちゃんくらいしかいないじゃん」
「否定はしない。…だが、マジで開かないな」
「びくともしないってことは、やっぱりこの紙に書いてあることをやらないとダメってこと?」
「恐らくはな。『相手の体の何処かにキス』ねぇ…?」
(これ、船長にバレたらおれバラされるんじゃねーか?)
「ペンくん?どうしたの?」
「いや、ちょっと生命の危機を感じてただけ」
「え?なんで?」
「気にするな、こっちの話。…掌、借りるぞ」
「わっ…!」
「ん。リズはどこにする?」
「ええ〜…んじゃ、瞼を借ります」
「はいはい、どーぞ」
*シャチとの場合
「いえーい、第2だーん」
「言葉の割にはテンションひっく!!」
「だって二度目だよ?しかもシャッちゃんが犯人だと断定してたのに、今ちゃっかり隣にいるし!!!」
「ひどくね?!おれ何もしてないからな?!」
「…今回は信じてあげよう」
「前回分も信じろよ。ペンギンと閉じ込められたんだろ?」
「そー。…チッ」
「舌打ちすんなや。なになに?『相手の体の何処かにキス』……これ、ペンギンともやったの?」
「やった。そしたら開いた。というわけで、はいどーぞ」
「うっわぁ、リズちゃん男前ー。そーだなー……うん、頬かな」
「案外あっさりいくね?シャッちゃん、こういうの照れると思ってた」
「このくらいなら全然平気。お前はどうする?」
「ほっぺたかなーって思ったけど、同じだとつまんないし……鼻。」
「あいよー……いって?!おま、噛むなよ!!」
*ローとの場合
「……」
「……」
「なんだ、このふざけた部屋は」
「私が聞きたい。三度目なんですけど」
「学べ、バカ」
「うん、何も言い返せないです。ちなみにこれが指令の紙デスネ」
「…とことんふざけてやがる…だが、能力も効かねぇならやるしかねぇか」
「キャプテンとやる羽目になるとは思わなかった…」
「リズ、こっち向け」
「アイア〜イ、どこにするんですか―――ぁいった?!噛まれた?!」
「よし、来い」
「来いって貴方…てか、噛むんじゃなくてキスだって書いてあんでしょーよ」
「グチグチ言ってねぇでさっさとしろ」
「…アイアイ、キャプテン。失礼しまーす」
「お前にかしづかれるのは妙な気分だな」
「そう?でもこうしないとできないし」
ペン→夢主は掌で懇願
夢主→ペンは瞼で憧憬
シャチ→夢主は頬で親愛
夢主→シャチは鼻で愛玩
ロー→夢主は首筋で執着
夢主→ローは脛で服従
キスの意味をしっかり理解して事に及んでいるのは、ペンさんとシャッちゃん。ローさんと夢主は無意識です。
無意識で首筋と脛にするって、ちょっと色々とヤバイな?