ミセラレテ
いつもの日常がいつも違うとかなりビビるもので私はみんながオカシクなったんだと思ったんだ。
トントンとノックをしてから部屋へと入る麻衣。
「リンさん、お茶淹れたんでここに置いておきますねー。」
いつものように、お茶を置いて行こうとしたら、いつもとは違う事が起きた。
「麻衣さん。いつもありがとうございます。」
「へっ?」
お礼を言われるとは思ってなかった麻衣はビックリして振り返る。
するとすぐ後ろにリンさんがいた。
(え?なんで?さっきまでパソコンの前にいたのに!?瞬間移動!?)
驚いて固まっている麻衣。
「麻衣さん?どうしたんですか?」
そう言って近づいて来る気配にハッと麻衣は意識が戻ったが…また違う意味で固まることになる。
(っっっつ!!?……か、かかかか顔が近いですリンさん!!!)
リンさんは、すぐに触れてしまいそうなほど近い距離にいて、無意識に後ろに下がろうとしたがドアがあり下がれず、どんどん近づいてくるリンさんに麻衣は口をパクパクとさせながら狼狽え、顔がだんだん赤くなるのを感じた。
「ふっ。麻衣さん可愛いですね。」
じっと麻衣を見ていたリンさんが突然笑いながら離れてくれた。
(あ…縁起のいい笑顔だ…。……って、ん?……私、からかわれただけか!?)
恥ずかしくて顔が余計熱くなるのを感じながら麻衣は失礼しましたと言って慌ててドアを開き部屋を出た。
(…っび…ビックリしたぁ…。リンさんも美形だから、ドキドキするのは当たり前…だよね。)
ひゃぁーと顔を押さえながら不覚にもリンさんにドキドキしてしまった自分に言い訳を言い聞かせて落ち着くために自分のお茶を入れようと顔をあげた。
「おー。麻衣。久しぶりだな。」
丁度その時、入口からぼーさんと安原さんが入ってきた。
「ぼーさん!安原さん!久しぶりー元気だった?あ、今すぐにお茶用意するね。2人ともいつものでいいよね!」
久しぶりの来訪者にハシャギながら、麻衣はパタパタと給湯室へ走って行った。
「おまたせー!はい。ぼーさん、安原さん。」
「麻衣は気が利くなぁ。こんな娘を持ってお父さんは幸せじゃけん。」
わしゃわしゃと麻衣の頭をかき回しながら、ぼーさんは言った。
「もう、ぼーさん!髪の毛がぐしゃぐしゃになるじゃんかー!」
ぷうっと膨れっ面をする麻衣を見たぼーさんは手で顔を押さえる。
「…?ぼーさん?」
「麻衣さんダメじゃないですか。そんな顔しちゃ。」
「え?」
「思わずキスしそうになりますよ。」
安原に真顔で言われ固まる麻衣。
「…ど…どうしたの?安原さん…。」
「どうもしませんよ?」
にっこりと笑う安原さんは、なんだかいつもの安原さんじゃないみたいで…。
怖い…。
「そうだ。ナルにお茶のおかわりがいるか聞いてこよ!」
適当に理由を付けて所長室に逃げ込んだ。
「ナル〜〜!皆が変なんだけど!」
「麻衣、うるさい。」
いつもの調子のナルで、安心する麻衣。
きっと、今日はみんながオカシイだけなんだ。
「ナルぅ〜。邪魔しないからしばらくここにいてもいい?」
「……。」
返事がない。
ちらりと見ると本の世界に入ってしまったようだった。
「あ、無視?…いいもん。勝手にいるから。」
ぶつぶつ言いながら、近場のソファーに座り込んだ。
なんか本当に何もない部屋。
(雑誌でも持ってくれば良かった…でも、そんな余裕無かったしな)
そんな事を思いながら、ナルを観察する。
(あー。まつ毛長いなぁ…。うらやましい…。)
「なんだ?」
あまりにも、じろじろ見てたらしい。
ナルが読んでいた本を閉じて置き、こちらを向いた。
「ぁ…。えと、なんでもナイデス。」
そう言えば、またナルのことだから、読書を再開すると思った。
だけど違った。
「麻衣。」
時間が止まった様な気がした。
ナルが今まで見たことのないような、優しい顔で近くに立っていたから。
いつの間に、近づいたのだろう。
ナルが優しく頬に触れる。
全神経が頬にいってるような気がする。
私達は、見つめ合い自然に唇が重なった。
…唇が……?
え、……
「って、ぇええぇぇえ!?……あれ?」
いつもの部屋。いつもの寝室。
布団の中にいる私。
「なんだ…夢か…。って、なんつー夢を見てんだ私はっ!」
まだ起きたばかりだというのに、心臓がバクバクで顔が物凄く熱い。
「私ってば、ナルと…!うあぁぁっ!」
バフバフと枕を叩きながら、夢の内容を反芻する。
「次、会う時…普通にしてられる自信ないよぉ!」
うわうわとプチパニック状態な麻衣。
「あー!絶対むりぃーーっ!!」
部屋の中に、麻衣の絶叫だけが響いた。
学校に遅刻したのはいうまでもない。
END
あとがきと言う名の謝罪。
すみません。
本当駄文ですたい(>_<)
生暖かくでも見守ってくださると助かります!!
ジョンだけが出てなくてすみません。
そして、ナルよりっていう・・・!
私、みんな好きなんだけど、なんでかこんなことに。
長々とここまで読んで下さいましてありがとうございました!
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