やきもち
「龍之介?」
「な、なんだよ沖田?」
「約束……したよね?」
「う…」
にっこりと笑顔な沖田に対して何故か龍之介は顔を赤くさせて、うつ向く。
「そ、総司」
「聞こえなかったなぁ?」
「総司!これでいいだろ!?」
「うん」
嬉しそうに沖田は笑い、龍之介は赤い顔をプイッとそっぽへ向けた。
それから、沖田は同じ部屋にいる土方へ意味ありげな視線を向ける。
土方と目が合った瞬間、勝ち誇ったような表情を浮かべた沖田に土方は苛立ちを覚えた。
「それじゃあ、龍之介またね」
「あ、うん」
沖田が部屋を出ていくのを龍之介は見送った。
広間には龍之介と土方の2人だけ。
「……龍之介、こっちこい」
土方の地を這うような声音にびくりと龍之介は肩を震わせた。
「な、なんか怒ってる?」
龍之介は怯えたように、恐る恐る土方の方へ振り返る。
そんな龍之介に土方は近づくと腕を掴み引っ張る。
「え、おいっ!土方さん!」
龍之介が呼び掛けても振り返る事もせず、グイグイと無言で土方は引っ張り歩く。
部屋に付き、龍之介を突き飛ばすように中に入れると土方はやっと口を開いた。
「お前ら、いつの間に下の名前で呼び合うようになったんだ?」
「えっ?あ……」
土方が怒っている理由に行き当り顔を青くする龍之介。
「お前は誰のもんだ?……俺のもんだろ?」
土方はぐいっと龍之介を引き寄せると顎に手を当て見つめる。
「ひ、土方さん…!」
龍之介はトマトのように顔を真っ赤にさせて口をパクパクとさせている。
土方はそのまま、その口を乱暴にふさぐ。
「んっ」
抵抗する龍之介の後頭部を押さえつけ、するりと舌を滑り込ませると口内をかきみだした。
「っ…ふ…ん…」
カクッと足の力が入らなくなる龍之介を支えながら唇を離すと目を潤ませながら龍之介は睨み付けてきた。
そんな顔しても逆効果だというのは龍之介は分かっていない。
「龍之介……誘ってるのか?」
「〜〜っ!そんな訳ないだろっ!」
つか、近い!と龍之介が土方の胸をバシッと叩く。
「お前は、俺のもんだ。他の男の名前なんて軽々しく呼ぶんじゃねえ」
「だ、ってそれは……沖田が……」
「……龍之介?」
土方の有無を言わせない声音に、うぐっと龍之介は固まる。
「この俺をこんな気持ちにさせたんだ……覚悟しとけ……」
ゾクリ
こうなったら彼は止められない。
龍之介は、なすがままになるだけだった。
あとがき。
ああ、もうずっとイチャイチャしてればいいんだ(笑)
裏にしたかったけど裏が書けないので、どうしようもない。
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