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目を覚ますとそこは、私の部屋だった

そのことに少し安堵した自分がいることが、少し不思議だった

本当に異世界、アニメの世界に行くなんてことはないとわかっていたはずなのに、あの自称神様の言うことが嘘とは思えなかったのかもしれない


『それにしても変な夢だった』


そう思っていると、ふとあることに気づいた


『あれ…私いつの間に部屋に…?』


そう、先ほどまではリビングにいたはずなのにいつの間にか自室に来てしまっている

まさか、と思ったがそんな筈はないとカーテンに手をかけて思い切り開いた


『嘘、でしょ?』


窓の外に映った景色は、今までとは全く別のもので、すべての景色が交換されてしまったようだった


『いや、この場合は私の家が移動したのか』


それにしてもありえないことだろう。やはり全て夢の中の出来事で、今もまだ私は眠っていると考えるのが妥当なのだろうか


『いてっ』


試しに頬をつねってみると痛みが走る。つまり夢ではないということだ

どうなってるんだ一体、そう呟こうとした刹那、不意に携帯の着信メール音が鳴った

また例の如く、自称神からのメールか…とメール画面を開いた

  
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