廃墟の暗号より。
2022/06/21
三度の飯より廃墟が好き。(すごい久しぶりに言った)
ちゃんと背景も含めごりごりの廃墟を描きたいのは山々ですが、ひとまずこの子たちに久しぶりに会いたくなったので取り急ぎ落書き。
由希と圭です。
15歳の同級生なんですが、これくらいの年頃の危うい感じとか、心に秘めているものは山ほどあるのにうまく言葉にならない感じとかがたまらなく好き。
どれだけ生き苦しくたって、
僕らは呼吸する。
誰にも見つからないようにって選んだ場所で、
誰か見つけてくれないかなって期待する、なんて。
授業をさぼって日中に屋上に来るのは、誰とも仲良くなろうとせずに、こんな世界嫌いだって斜に構えている由希。
虚しさを抱えて放課後屋上に来るのは、日中は明るく振る舞うけれど、本当の意味では誰にも理解されていないことを分かっていて孤独を抱えている圭。
本来であれば出会わないであろう2人の時間が屋上で交差して不思議な関係を築いていく、そんな雰囲気のお話でした。
改めてまとめると、この創作まんま性癖だな。
私の趣味がばれちゃうかもしれないって思ったけど、もう手遅れかな。そうだな、手遅れだな。