透明な花

2022/04/10



君が夢見る世界を、僕らだけが知っている。



なんでもできる魔法使いより、何にもできない魔法使いの方が魅力的だと思うのは私だけだろうか。

なんでもできるのはちょっと違うよなあと思った結果、「ちょっと変わった景色や風景を見せられる力」というイメージで自創作の「魔法」を描き始める。
魔術と呼ぶのは大層すぎるし、色々考えたけど魔法でも奇術でもない。造語でも良いかなと考えてみたけど良いものを思いつかなくて、今のところは幻術という単語が一番イメージに近いかなと考えている。

そんな世界で、実際に物の色そのものを変えられてしまうのがギルバード。
ばれると厄介なので、あまり人前で力を使いたがりません。
実際にその力を見たことがあるのは、師のタヴァナーと学友のイッフェだけ。


「こんなに綺麗なのにね。」





透明な花びらは、涙の色に似てる



こっちがおまけ。
お花はダリアです。

線画で力尽き、顔が描きたくなってバストアップ絵を描き、それでもこの景色を諦めきれなくて根性で塗った(2ヶ月かかった)。
誰かの心に響けばいいな。