note
2020/12/02(Wed)
アニメ 短編 +1
呪術廻戦 - 夏油傑
[メモ]
推しとの会話が一々不穏になってしまうの、謎すぎる。
夏油さん離反時の夢主との会話。
稲妻がひらめき、風が鳴り、天の雷火はすさまじく雲を揺るがしていた。
あたかも自然がみずからの仕事に厭気がさし、すべての構成要素を混ぜかえして、新しい形に作り直そうと躍起になっているかのようであった。
ジュスチイヌは、一文も恵んでもらえないばかりか、わずかに残っていたものまですっかり取りあげられて、城館の門から叩き出されたのである。
こんな情ない仕打と残酷なあしらいに、彼女は途方にくれ、歎き悲しむばかりであったが、それでも汚辱にみちた場所から逃れ出たことに大いに意を安んじて、神に感謝しつつ、城館の並木道を通り抜け、ようやく大通りにさしかかろうとすると、ちょうどそのとき、雷が一閃して、彼女の身体を貫通し、そこに仰向けに転倒せしめたのである。
「やあ、死んだ!」
有頂天になって叫んだのは、彼女のあとを蹤けて来た悪党どもであった、
「はやく!はやく!奥さん、ここへ来て、神の仕業をとっくりと見物するがよろしい。神が美徳の生涯をいかに報いたか、こっちへ来て、ごらんになるがよろしい。あんなに一生けんめい美徳に奉仕した人間が、こんなにむごたらしく運命の犠牲者となって死なねばならないところを見ると、どうやら美徳を愛するということは、 何ともやりきれない骨折り損のようだね?」
マルキ・ド・サド 『惡コの榮え(續)』