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私には二人の幼馴染がいる。二人とも、とても素敵な男の子だ。
小学生からの付き合いだから、かれこれもう20年以上も彼らと一緒にいることになる。

高校を卒業すると、私達は進学する事となったが、ここで初めて別々の学校へ進むこととなった。けれど、今まで一緒にいたせいで、いざ離れる事に少しの違和感を感じた。それを正直に話せば彼らも同じだったみたいで、大学生になってからは彼らの提案そのままに三人で同じ部屋に住み始めた。そんな私たちの関係は、この頃から『ただの幼馴染』以上の関係に変わっていったのだ。






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『ただいまー』

30代目前となった私たちは、相も変わらず三人一緒に生活していた。彼らは警察官、私は教師として幼い頃からの夢を叶えることが出来た。

「お。おかえり、名前」
『あれ?ヒロくん今日遅いんじゃなかったっけ…?』
「うん、オレもゼロも遅くなる予定だったんだけどね。最近物騒だし名前の事が心配だからってゼロが先に帰してくれたよ」
『あー…なんかそんな噂聞くね。もう年齢的におばさんだし、そんなに心配しなくても…』
「こら、何言ってんの。何歳になろうが、オレたちにとって名前は世界で一番大切な女の子なんだから。それに…」

ちゅ、と音を立ててヒロくんが離れていく。

『ヒロく、』
「…本当に大切じゃなきゃ、こんな事しないよ」