いつか飛び立つ日を恐れないで

あなたの五感を狂わせる

すりガラス越しの人影

正しさを罪色で塗りつぶす

あの夜からまだ一歩も動けないの

君を引き留める術を持たない僕らは

案外あっけなく終わるんだな

ぼくらが生きた証になる

正しさの聖火リレー

君の誕生は何かの間違い


最後まで悪人になりきれないのは誰?

朝露に溶けるすずらん

感情の囀りさえも聞かずにあなたは行ってしまうのね

流されるまま、流れ着くまま

まだ心が乾いてないんだ

言葉のあやでも狂気は凶器

矢面に立たせないで

有限であるが故の愛

いつぞやの洗礼

花を手向けても起きてはくれない