あなたの言葉じゃないと愛を感じないの

誰もが殺意を隠し持っている

一握りの良心が邪魔で仕方ないんだ

上手にできたね、って笑った人が動かない

みんなそういうふうにできている

君を悪から救うためにぼくも悪になろう

落ちていく蛾の右翼

悲しみの怒号が聞こえる

逆さまの螺旋階段

歓喜の産声が響き渡る


ぼくの未来のために君には死んでほしい

仄めかして、躱して、惑わして

誰かが遠ざけたものを一つずつ拾い集めていく

あなたのこと、本当に嫌いなの

少し歪んでるくらいが丁度いい

おやすみ前にはあなたの鼓動を

詭弁よりも先にその両腕の中に閉じ込めてほしい

笑いジワがとても素敵ね

元はといえばお前が悪い