星に願いを/監督生

 眠れない夜は、空を見上げる事が多い。濃紺の空にきらきらお星さま。 綺麗な星空には、私の知ってる星座は一つも無い。別に星座に詳しい訳じゃないけど、子どもの頃に習った、未だに覚えている僅かな光を必死に探す。

 砂時計の形の英雄、夏の大きな大きな三角形、まるでスプーンみたいだと、子供の頃に思ったあの星座はどこにある?

 夜空を見上げてばかりだと、足の裏が揺れていく気がするのは、どうしてなんだろうか。体が夜空に溶けてしまいそうで、心が底へ沈んでしまいそうで、覚束ない脚を曲げて抱え込む。頭上には濃紺の空にきらきらお星さま。綺麗な夜空には、私の不安がどこまでも広がっていく。

 今夜もまた、星に願いを懸けることは出来ないまま。新しい朝に怯える夜が長い事を、私はこの世界で初めて知った。




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シカノソ