ハッピーエンドまで/カブミス

小説メーカーの短いカブミス


ミスルンとカブルーは共に迷宮に人生を壊され、それからは二人とも迷宮に執着する生き方をした。そしてライオスが悪魔を食い殺したために、二人は迷宮から解放される事となった。しかしカブルーは救済だと感じたそれは、ミスルンにとっては喪失を意味していた。そんな事があるか。あってたまるか。迷宮に囚われた二人が、全く違う結末を迎えるなんて、そんなこと。

気付けはカブルーはミスルンに語りかけていた。復讐以外の人生を送ってほしい。自分自身も復讐のように迷宮を追いかけていた癖に良く言うものだと自嘲したが、これがカブルーの本心で、欲望だった。ただミスルンに幸せになってほしい。自分の次の復讐はこの人なのかもしれないとカブルーは思った。彼を幸せにする。不幸な結末を迎えた母親がそっと自分に微笑みかけた気がした。


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シカノソ