SSS

twst
op
01.17 ロー/OP/ピアスSSB


鏡を見つめながら、今までのどんな戦闘よりも真剣に意識を集中する。深くは考えず、ただ狙い通りに針を突き刺すだけ。

「ズレてるぞ」
「ひぇっ!」
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01.17 ページワン/OP/ピアスSSA


「私、ピアスをあけようと思うんです」
「へえ」

座敷に座ってペラペラと本を捲りながら呟けば、こちらを一瞥することもないまま素っ気ない相槌が返ってくるだけだった。
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01.17 クラッカー/OP/ピアスSS@


窓を開けると吹き込んだ風が甘いお菓子の香りを運んでくる。思ってたよりも強い風に靡いた髪をそっと手で押さえると、ふと隣から視線を感じた。気になって顔を上げれば、クラッカーさんの瞳が訝しげに細められている。
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01.16 トレイ/twst


波が引いていくように、眠りから目が覚めた。
部屋の中は窓から射し込む月の明かりに照らされ、薄ぼんやりとしている。夜が濃い。時間を確認しなくても、今がまだ夜中なのだとわかるくらいに。
ざわつく胸に急かされるように、隣で眠るトレイ先輩の顔を覗き込む。鼻梁の通った整った顔。耳をすませばちゃんと規則的な寝息が聞こえる。
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01.16 クルーウェル/twst


目を覚ますと、そこは茜色の世界だった。
気怠いまどろみを引きずりながら、目の前の真っ白なノートを見てため息を吐き出す。明日までの魔法史の課題をやろうとしていたはずだったのに。寮に戻ってしまうとやる気がなくなるから、わざわざ居残ってまでやろうとしたはずなのに、これじゃあ意味がない。
仕方ないと気を取り直してペンを手に取ると同時に、教室の扉が開いた。
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01.16 エース/twst


不意に口から零れたのは懐かしいフレーズだった。

「今なんか歌ってた?」
「私がいた世界の歌だよ」

課題を進めていたエースがペンを止めて私の顔を見る。
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01.16 twst/エース


ここ数日、私には密かな楽しみがある。
窓枠に置かれた小振りな鉢植え。毎朝、目が覚めたらすぐにカーテンを開けて、朝日をたっぷり浴びさせる。そして、この子のために買った真っ白なジョウロから新鮮な水も与えてあげる。ふっくらと膨れた土から、早くその顔を覗かせてくれたらいいなと願いながら。
そんな毎日のルーティンに、今日は初めて変化が起きた。
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01.07 ページワン/op


空には真ん丸のお月様が大きく昇り、いつもよりずっと明るく夜が照らされる。ゆらりゆらりとススキが夜風に揺られるのに合わせるように、リリリッ、と鈴虫が歌う声が澄んだ闇夜に響き渡った。
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01.07 ラギー/twst


開け放たれた窓から、熱を帯びた乾いた風が吹き込んでくる。こもっていた空気が解き放たれて、幾分か涼しくなったような気がするけど、それでもまだ暑いことには変わりない。首元に浮かんだ汗の粒がつーっと流れ落ちれいくのが分かる。
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01.07 twst/ジャミル/世界観無視のホラー風味


等間隔に吊るされた提灯が、うっかり夜の闇が黒色であることを忘れそうになるくらい赤く煌々と世界を照らし出している。広い境内には屋台がずらりと並んでいて、りんご飴、焼きそば、フランクフルト、金魚すくいといった文字があちらにもこちらにも見ることが出来た。
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