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「あ、あの!」
「…?」
「名前。教えてくれませんか」
「え、?」
「いつもかわええなぁ、って思っててん。せやから名前、知りたいなって」


顔が良い!と、少し前から先輩たちの間でよく話題になっている金髪の関西人。

彼女いるのかなぁ?って、つい最近盛り上がっていたけど、とんだナンパ野郎でしたよ!先輩!


「あかん?」
「名前聞いてどうするんですか」
「そんなん名前で呼びたいからに決まっとるやん」
「呼ばなくていいと思いますけど」


我ながら可愛くないなって思う。でも、こんなチャラチャラしてる人に構ってるほど私は暇じゃない。

そう思いながら懲りずに名前教えてって言い続けるこの金髪を無視して、テーブルを片付けていたら後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえたのだ。それも、語尾にハートマーク付きで。


「春川さくらでーす♡」
「な、!」
「さくらちゃんっていうんや。名前もかわええなあ」






20の時に所属していたVリーグ2のチーム(東京)の先輩に連れてかれたカフェで働いていた🌸に一目惚れ。猛アタックされるも見た目がチャラい上に長身で圧が強いツムに「遊びたいなら他を当たって。私にはそんな暇ないから」ってピシャリ。それでもめげないツム。「ほんなら試合観に来てや。俺かて遊んどる暇ないっちゅーねん。自慢の後輩にならなあかんからな」って、ホームゲームに誘われる。まあ、昔バレーやってたし?観るのは好きだからねって試合観に行くんだけど、途中で出場したツムのプレーをしてる姿を見ていつもとは違うギャップと楽しそうにプレーしてる姿にちょっとだけドキッとして、付き合うのは無理だけど友達ならいいよってお友達からスタートする。

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