- キッチンに立つジェイドさんの腹に後ろからそっと抱きついた。
「ジェイドさ〜ん何作ってるんですか?」
「あなたに馴染み深いものですよ」
「え〜何だろ?納豆?」
「ふふっ、それはまだ仕込み中です」
「まさかの」
「お味噌汁ですよ、なめこの」
「ちゃっかりジェイドさんの好みが入ってる」
食材を切る小気味いい音を隣で聞く。出汁を取った鍋の中にネギとなめこが投入されるのを見て、軽く水を切った豆腐を掌の上でサイコロ状にカットした。
「今でも少しヒヤヒヤします」
「ジェイドさんの最初の慌てっぷりは面白かったですよ」
「包丁の扱いも知らないのかと思いました」
何年も前の学生時代の事を思い出して二人で笑う。明日か明後日の食卓にはジェイドさんお手製の納豆が並ぶのかな、なんて考えながらテーブルについた。
「いただきます」
声が揃うのが気持ちいい。手も合わせて、ジェイドさんが先月習得した箸を使って、午後には出かけましょうなんて話しながら朝ごはんを食べた。
/ 今日の二人は何してる?より
お味噌汁を作ってみた。火も包丁も使うのに、そんなにぴったりくっついて大丈夫?お豆腐も、手の上で切るの?ハラハラです