遠回りすぎたのよ、あなたのさよならは
祈るだけなら後悔しない
幸せの証明
花の葬列
汚れても後ろは振り向くな
この先あんたが主役になれるのってせいぜい葬式くらいじゃない?

ただそこにあてどない約束だけが残ってる
ジャンヌ・ダルクよ、無垢を振り翳せ

うそつきの傘下
だれのものでもないふたり
貧欲であることももはや飾りである
死後を愛してもあなたは何も変わらない

自分のために生きるということ
身の沈む夜までご案内
窒息するようにすべてが終わるのならば
赤い糸からの解放
愛してるを殺した朝が明ける
いつかこのぬくもりさえもなくしてしまう

正常に生きていくってきっとどこか異常を伴ってるんだよ

大人たちは幸福になりうる嘘をつく 深海と宇宙は繋がってるんだって、だれかが言ってた ぎゅうぎゅうと絞まる身体と暗く息もできない底を抜けると、だだっ広い其処に放りだされるんだって そこから星になってあなたに会いにいけるね、なんて未練の欠片もない君は嘘をつく

ペパーナイトムーンの男
ジュリエットは絶望しない
XとYでは証明できない関係性を立証せよ
彼女の爪に似合う赤になるために
オニオンとオリオンて似てるから二度見
はじめて泣いた部屋

こたつとアイスとついでに君が恋しい季節となりました

落下地点でお前の零落を待ち望むよ
正しくもあなたにたどり着けぬ意味を知る
花のくさび
嵐が丘で泡沫を(うたかた)
やがてあの青さに怯える日々がくる

おなじ悲しみ、おなじ苦しみ、けれどもそこにおなじ祝福を待ち望むあなたはいない

忘却の先に爪を立てて
君を騙し続ける唯一であるために

まぼろしのなかで呼吸もできずに生きていく
おやすみ、オーギュスト
愛を着飾る獣
アドニスの涙葬
これはある種の純潔
かなしみによって証明される遺言
我々が愛だと掲げたものを神はたやすく掬い潰す





ここにいるからさがしてみて、と胸が軋むほどに走るわたしを急かす孤独はいったい何処へいけば軽くなるだろう。死にたくなるほどに美しい朝焼けだった、生きていたくなるほどに泣いた。たまらなくあなたに会いたい。

またどこかでわたしを思い出すあなたがいるって信じてたのを敢えて言葉にするならば、とにかく月が綺麗だった。

行き場などないというのに、彼女はすべてを知りたがる。

その一、何かが死んだ
絶望など子宮内でし尽くした
青かける春 (青×春、青駆ける春
奪われた祈りで世界が廻る
穢れあう夜へ進め
ぬくもりに燃える日々より

にゃんの手招き
甘すぎる絶対領域
たとえ彼が野良猫になったとしても餌はやらない

無垢を掲げる唇たち
オンディーヌの呪い

これ以上の叫びはあなたを弱くする
ワルキューレは六等星の線をひく
ハッピーエンドバレンタイン

悲劇へ乗り込め
あたたかい鋭利

あなたは手の届かないひとのはずでした
深くふかく繋いだ二酸化炭素でいきる

剥がした冬のまんなか、くすんだ青さで息をする

ふかく懐いた痕跡
おしまいはミラノで囁いて
逃げ道をみつけるのもひとつの正義

眠れぬ夜は置き去りに

さよならの前に覚えておきたい、うまれたての朝焼けも底知らぬ青もきみがいてくれたであろう夜のことも。

浮気性は焼けた
自称花柄パンツにご注意を
やさしくなれない日曜日
カビ臭いナルシスト
かわいい病

桃色ラズベリーを飲み干して
だらしなく抱き合って回帰
その睫毛も白み、気配だけを残して落涙
やわらかな矛盾

ごめんね、さよならしか選べないの


わたしはふたたび繰り返さないように、そっと思い出を捨ててゆく。