依存できる何かをさがしてる
思い出のなかのあなたが聴こえる
よき風光るは鳴らない言の葉
いかがわしい背骨
誰の背にも翼はない
数学はすべての真理である
君の中に存在しない愛はなんですか?
色褪せぬ青の遠からきこと
魔女の落とし物にはご注意を

まだ知らない嘘を歌にして歩みを止めないのはなぜ
立ち止まっても行き着く先は変わらない
なんの前触れもなく覚えたあなたの名前
きみがひとりで教えてくれた多くのしあわせ
一分一秒、今日出来て明日出来ないことを
いつまでも忘れないでがわたしを殺す
とびきり優しいさよならになるまで
いつか死ぬために生きる、それでいいと思うの
ジゼルの支配下
言いだしっぺは大抵負ける

まぼろしだったなら上手に塗り潰せる気がしたんだ
つめたい瞼が演じる病気
ふたつの心は微熱をはらむ
ヘンルーダの恋人たち

やがて時間がふたりを引きつけるように
やがて世界がふたりを繋ぎ留めるように
それは悲しみになれない恋だった
ただ抱き締めたくなる依存性
夜をならべて春をまつ
ひとりぼっちはいつまでも

はじめましてからさようならまでの全ての思い出を「まるで愛みたいだ」と譬える そう、それがすべてなのだ

浅はかな青のままでいられたなら
皆誰かの色違いでそして亡霊なのだ
足の着かない呼吸をあたためて
さみしさを残す獣
剥製の細胞
喪失をたどれば痛みの青さを思い出す
ひどく美しく作られた夜の底

あなたの痛みばかりを追いかける弱さを許してほしい

この手のひらはいまだあなたの青さをたたえてる

穢れなくたおやかに
裏切りラブコール

青の自殺

殺意の鏡
忘れべく親愛
分解された空虚

溢れだした喪失を愛するように抱き締めてほしい

飼い慣らされた痛みは証明できない
あいされる幸せを知りながら
ゆっくりふるえる寝室で

さよならアガペー、君のために歌わない

息もできないここは何処
やさしさを嫌いになれれば
おはようネバーランド

きみでいっぱいのこころがこの海に溺れたとしても

この愛してるはあの日のために
この愛してたはふたりのために
このさよならはあなたのために

あなたを想い、祈ったわたしを神さまはきっと幸せにはしないのだ

春に落つる日

明日死ぬのもバカバカしいね
泣き疲れた海に青はない

このさよならにあなたの心は必要なかった

死に損ないのわたしを許さない
昼下がりの爪先立ち
今宵と夜から孵る

優しいあなたを優しいままわすれたい

隠しつづけた春光
しあわせの侵食
剥がれゆく青はやがて白く

突然夜中の2時ごろにラーメンを食べたくなるみたいなよくある恋情

例えば卵の殻のうえを素足で歩くような、淡く確かな危うさだった。それこそ愛というにはほど遠く不可解で不愉快で、それでいて忘却を許さないのだ。

いつまでもひとりで死ねない君でいて
青くない水槽に住み着くふたり
君の心臓はハート型
なめらかすぎる舌心

聞いてちょうだい、わたしの真ん中にあるエゴがしくしく痛むの


どうかすべてが青く届かないものでありますように




2017