いや、本当ありえないと思うよ。
帰って、今日も一日終わったなー。私頑張ったなー。と思って寝床に入って目が覚めたら見知らぬ男性が何故かスク水を持ちながら立ってるんだもの。


幾ら物事動じない私でさえも、びっくりだよ。もしかして、ドッキリか?説明者はよ出てこいや! と思いつつ。ガバッ!と飛び起きたあと、部屋の隅に避難する。


ふとみるといつもなら枕元にいつもあるはずの携帯がない。家には学校の補習で日程が取れず、家族旅行を欠席してビバ、夏休み!を満喫する為残った私一人だけ。つまりこの家にはこの不審者さんと私以外誰もいないのである。どうしたものか…。


「汗で蒸れたスク水が…!…ハッ!」


と言ったあとこちらをじっと見つめ顔を赤らめてる不審者。勇気を出して私はひと呼吸をし話しかけてみる。

「あの…どちら様ですか?」

これが、私とすくみずPさんとの出会いである。