06.5

奏へ


この手紙を読んだと言うことは、私は奏の前から姿を消した事になると思います。
目立ちすぎたから、少し姿を眩ませることにしたの。大丈夫。何時かきっと会うことが出来るわ。

今まで色々あったわね。楽しかったわ、ありがとう。

黒の教団の方には、既にクロス様から何らかの連絡が行っている筈だから、近い内に迎えが来ると思うわ。奏を鍛え上げるまで邪魔されたくなかったから、この辺一体に特殊な膜張っているの。なので、中々来ないかも知れないけど頑張ってね。

奏に足りないのは"自信"なんだけど、AKUMAと戦って何かあっても困るので、フルトヴァンゲンかギューテンバッハまで出向いて路上でイノセンスを弾きなさい。これが最後の特訓よ。
そうそう。弾きに行くときは、名前を名乗らない事と、私が作った服を着ていってね。服は家に届けてるわ。
奏ならもうこの先は生きていける筈よ。頑張ってね。そうそう、白鳥の湖でオデット姫が踊る旋律ってきれいだと思わない?


遠い空より思いを込めて
魔女より




遠い空から心を込めて