05.5

主人公の奏さんを中心として考えます。

東に3kmほどの所にフルトヴァンゲンがあります。
ここは時計博物館があったりと大きい街の様で、大聖堂等もある場所です。観光地として有名です。

反対の西に2kmほどの所にギューテンバッハがあります。こっちは、フルトヴァンゲンよりは小さな街の様で、詳しい事は白兎の調査不足でよくわかりません。すいません。地図で見る限りは、大部小規模な綺麗な街です。

奏さんがいるのは、その街の中心に位置するほんとに小さな村です。
設定がめんどくsごにょごにょだったので、町長さんが居て、クルトとエマさん、それに15軒ぐらいの小規模な町並みを想像して貰えば、と思います。

以上の街と村は、シュヴァルツヴァルトの中にあります。そしてそのシュヴァルツヴァルトは、ドイツの南西部に位置します。

なんとなく解って頂けたでしょうか?まぁ、もうすぐ教団の方に行くのでもう蛇足な説明ですが頭の片隅に置いて貰えれば、と思います。

ではでは。お付き合い頂きありがとうございました(´ω`)
魔女さんが居なくなってしまい特にする事がなくなった私は、エマさんの家事を手伝ったりとドイツ生活を楽しんでいる。エマさんは、クルトの母親でお世話になりっぱなしの存在だ。
魔女さんに会う前は言葉が不十分だったので今の生活は、楽しむ、と言うよりは謳歌している、の方がしっくりくるかもしれない。


「奏ちゃん、じゃがいも剥いてくれる?」
「はーい、今いきまーす」


台所からさんの声が聞こえ、慌てて向う。
用事がない日は隣町のフルトヴァンゲンか、ギューテンバッハまで出向いて、路上でレーレ・ヴァッヘを弾く。もちろんイノセンスの発動はしていない。これは魔女さんからのお達しで、手っ取り早く度胸をつけるためらしい。案外好評の様で、少額だがお金を貰えるようになった。度胸もついたし、一石二鳥だ。


「奏ちゃん、明日は町に行く日?」
「えー…はい、行っても大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。じゃああの服出しとくわね」
「…はい」


剥いたじゃがいもをマッシュしながらエマさんが聞いてくる。エマさんが言った服とは、魔女さんが居なくなった日に家に届けに来た、お伽噺を彷彿とさせるフリフリのワンピースにニーハイソックス、それに胸元に大きなリボンが着いた赤色のケープの事だ。
町の人達にはもっぱら赤ずきんとからかわれ、恥ずかしい事この上ない。


「ふふ、あの服可愛いわよ」
「いやいや。恥ずかしいです」
「大丈夫よ。若いんだから」


着たくない意思を表明したがエマさんにばっさり切り捨てられる。
エマさんによると、シュバルツバルト周辺の伝承である、赤ずきんをモチーフにしたと魔女さんが言っていたらしい。そして、身につけて演奏しろ、との事。…私の実年齢を少しは考えて欲しかった。


「ただいまーーーーっ」
「ぐほっ!」
「クルト、手洗って来なさい」
「洗ったよー!」


背後から来た衝撃に息を詰まらせながら振り替えれば、今帰ってきたであろうクルトが腰の所に引っ付いていた。


「見て奏!さっきカブトムシ捕まえた!」
「へー凄いね…ってゴキブリー!?」
「ははっ引っかかった」


クルトが見せびらかした手には艶々としたフォルムのゴキブリさん。あまりの事に絶叫しながら部屋の隅に逃げれば、得意気な顔をしたクルトがいた。
いいから早く捨ててきなさい!


「クルト?」
「…捨ててきます」


エマさんもご立腹だったようで、クルトは地獄の底から聞こえてた様な声に縮み上がりながら捨てに行った。ざまーみろ。というか、どうやって捕まえたんだ。




平和に酔いしれる
(晩御飯まだー?)
(何かすることあります?)
(お皿並べてきて頂戴)