『記憶』




真希と優雅の想いの強さによって生じた世界。



真希side
優雅のいなくなる世界をかえたいと願い、それを成し遂げたは私は..強い霊能力を持っていた
でも、優雅の命と引き換えに肉体を失った…
そして私は、優雅が大切だから..自分を責める優雅を見ていられなくて…霊能力を駆使し…魂をかてとして優雅の傍にいる事を選んだ

「…それでも“ずっと”はいられない」

霊能力も魂も…無くなってしまうものだから……

「この世界の優雅は、その記憶を憶えていない…私だけが、全部憶えてる」

…ちょっと寂しいとか思う・・・

『真希ー帰るぞ!』

夕日の射し込む教室で、優雅の部活が終わるのを待ってる私がこんなことを思ってるなんて…あなたは知らない・・・

「はーい!」

私はとびっきりの笑顔をあなたに向けるよ?

(「優雅“ずっと”傍にいてね?…もうはなれるのはイヤだから・・・」)

優雅はいつも私に、手を繋ごうと差し出す…
でもね私は、優雅先輩の腕に抱きつくほうがスキなの・・・・・

「優雅先輩!」


[ 25/25 ]
[*prev] [next#]
[戻る]