『カワイイ』
‐ルナの部屋‐
Sideルナ
「今日は炎騎とデート♪」
私は炎騎にカワイイって言わせるためにかなり力を入れてオシャレをした。
「…ルナ、それで行くの?」
いつの間に私の部屋に入ったのか、従姉妹である星羅がベッドに座っていた。
「炎騎にカワイイって言わせるの!」
悪いけど、星羅をかまっているひまはない。
「あのさ、ルナ…炎騎が好きなのは分かるけど……」
星羅が何か言いたそうにしてるから、メイクをしながら鏡越しに聞いた。
「何?私は忙しいの!」
「怒んないでよ…たぶんその格好は・・・・・」
「ルナ!!」
星羅が黙った後、炎騎の怒鳴り声に私はビクついた。…来るの早いよ!
「炎騎が来たことだし、私はリビング行くよ★」
ん?今、笑いながら星羅出ていった?
そんなことを思いながらメイクを終えて炎騎に抱きついた。
「炎騎!どう?」
カワイく上目遣いで炎騎にアピールした。
カワイイって言わせるんだから♪
「…バカ・・・」
今、バカって言いました?
炎騎のく…
「…ッ…///」
え!?
何が………
私の思考回路が停止した。
‐リビング‐
星羅はソファーに座り、2階のルナの部屋の様子を伺っていた。
「だから言ったのに…」
星羅はルナの助けを求める悲鳴を聞きながら、楽しそうに笑っている。
「あんな露出高いワンピース着てたら、炎騎ならそうなるよね★」
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‐ルナの部屋‐
Sideルナ
「今日は炎騎とデート♪」
私は炎騎にカワイイって言わせるためにかなり力を入れてオシャレをした。
「…ルナ、それで行くの?」
いつの間に私の部屋に入ったのか、従姉妹である星羅がベッドに座っていた。
「炎騎にカワイイって言わせるの!」
悪いけど、星羅をかまっているひまはない。
「あのさ、ルナ…炎騎が好きなのは分かるけど……」
星羅が何か言いたそうにしてるから、メイクをしながら鏡越しに聞いた。
「何?私は忙しいの!」
「怒んないでよ…たぶんその格好は・・・・・」
「ルナ!!」
星羅が黙った後、炎騎の怒鳴り声に私はビクついた。…来るの早いよ!
「炎騎が来たことだし、私はリビング行くよ★」
ん?今、笑いながら星羅出ていった?
そんなことを思いながらメイクを終えて炎騎に抱きついた。
「炎騎!どう?」
カワイく上目遣いで炎騎にアピールした。
カワイイって言わせるんだから♪
「…バカ・・・」
今、バカって言いました?
炎騎のく…
「…ッ…///」
え!?
何が………
私の思考回路が停止した。
‐リビング‐
星羅はソファーに座り、2階のルナの部屋の様子を伺っていた。
「だから言ったのに…」
星羅はルナの助けを求める悲鳴を聞きながら、楽しそうに笑っている。
「あんな露出高いワンピース着てたら、炎騎ならそうなるよね★」
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