『天宮ソラという人物は…』


とある日の音楽室。
何があったのか、星羅は純也に抱きしめられて泣いていた。

「…ぅうー…純也ー!…」

星羅は、純也に八つ当たりをしている。

「俺は、お前に振り回されてるんだけど…」

ふと、星羅は現実に戻る。

「ッ…ぁ.....離して!」

慌てて星羅は、純也から離れる。純也は、ため息をついた。

「ちがうのッ…!私はッ…///」

「…強がんなくていいから…」

純也は、星羅を強く抱きしめる。

「…純也…!?」

星羅は、慌てながらも純也に抵抗出来ない。

「…お前が泣きたいなら、いつでも付き合ってやる」

純也は、真剣に言った。

「でも…!?…///」

星羅の次の言葉は純也の唇によって遮られた。

そんな空気を無視して、チャイムが鳴り響いた。

「ちっ…」

舌打ちをしながらも純也は星羅から離れる。

「…純也・・・」

星羅は、純也を見つめている。何気に上目遣いだ。

「…なに…?」

「………私..純也のこと…す…」

星羅のセリフを遮り、音楽室のドアが開く。

「…取り込み中のとこ悪いんだけど…次、使う人いるからね?」

悪びれもなく言うソラ…むしろ黒い笑みが見える。

「……………」

星羅は、完璧に固まってしまう。純也は先輩であるソラを睨んだ。

「面白すぎだよ」

ソラは笑っている。
ソラを睨みつつ、機嫌が悪いのを隠さずに純也は言う。

「…本当にいいとこで来ますね」

「たまたまだよ」

すごい楽しそうなソラ。星羅は、ずっと固まったままだ。

「せ……黒木、行くぞ」

星羅と言いかけて、黒木と言い直す純也。そんな純也を見逃さないソラ。

「名前で呼ばないの?今、言いかけたよね」

「……何のことですか。天宮先輩…」

セリフが棒読みになっている純也。笑いつつソラは、星羅のとこに行く。

「大丈夫?桜木に何かされた?」

「ッ…/////」

すごく真っ赤になっている星羅。すごく、ソラの笑顔が…黒い。

「何したのかな?」

何か、ソラが恐い…。

「ソラ♪私の練習!」

いつの間にか、ルナがいる。誰も気づなかなかったらしい。

「…あぁ、そうだったね」

いつものソラに戻っている。

「はい!歌姫である私が、練習するんだから2人とも出ていくこと♪」

ルナは、星羅と純也を音楽室の外へと出す。

「これで、いいかな…」

ルナはドアを閉めた後、1人つぶやく。

「さて、ルナ…みっちりやるからね†」

いつの間にか、ピアノへと移動しているソラ。みるみる顔が強ばっていくルナ…。

「…ッ……優しく..お願いします…」

「それは、ルナ次第だよ†」

またソラが黒くて恐い。
実は、ルナが歌姫と言われる理由は、ソラから受ける練習にある…まぁ、要するにかなりのスパルタだ。

「…がんばりますッ…」

すでに、かるく涙目のルナ。

「今回のシングルも首位を取らなきゃダメだよ?」

ソラのビジネスは恐い!と“毎回”思うルナであった………。


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