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いつからだろう…

私があなたのことを

キズつけるようになったのは…


自分でもわからない



李空と出会う前から
私は壊れていると自覚してた…


だって、世界の声がきこえるの


誰かの声がずっと頭に響くの!


世界のいろんなひとたちの声が…!


そんなとき、李空のそばだけは大丈夫だった


世界の声はきこえない


あなたのそばなら、安心できた


でもね、いつの間にか


李空なら何でも受け止めてくれるんじゃないかと思ったの…

李空のそばにいても、世界の声がきこえるような気がするのッ…


私を暗闇に引きずり込むような声が…


女王である私を呼ぶの・・・・・

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