４
李空side
相変わらずルキリアは今日も眠り続けてる…
お前の女王としての能力は女王じゃなくなってからも実在してるから
結界の中は平和すぎる
「ルキリア…お前はいつまで寝てるんだ？」
おれはいつまで、この問いを繰り返せばいい？
いつまで待てばいい？
『李空、笑ってくれる？あなたの笑顔が見たいの』
「……ちっ//」
ルキリアは、おれが弱音をはいたときだけ、脳内に話しかけてくる
「たまにはお前も笑えよ」
おれがそう言うと、優しい風が吹き抜けた気がした。
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