栄純くんは最近、何やら巻物を持っている。尊敬するクリス先輩さんに頂いた巻物だそうで、その様子は見ていて何だか幸せになると同時に、羨ましくも思ってしまう。
「‥というわけで、私も栄純くんに手紙を書こうと思います!」
「単純だなあ‥」
びりっと千切ったルーズリーフ片手に意気込んでいると、目の前の友人が大げさにため息をつく。
「言葉も手紙もあんま変わらないと思うけどな‥」
「何事も挑戦が大事!」
そう、私は栄純くんから学んだのです。何度砕けようとも、当たってみることが大事なのだと!
つらつらと栄純くんへの気持ちをしたためてみるとあれよあれよと言う間にルーズリーフは埋まり切ってしまった。とりあえず裏も書こう。後ろの白が見えなくなる勢いで書こう。
「あ、手紙じゃなくて巻物の方がよかったのかな‥?!」
「‥‥‥はあ‥」
栄純くん、喜んでくれるかな‥!
「な、なんだこれは??!!!!の、呪いの手紙か!!!???」
「ラブレターだよ栄純くん!!」