栄純くんは私とは別のクラスです。そして、栄純くんは寮住まいだけど、私は実家から通っています。
「‥つまり?」
「栄純くんと共有できる時間が少なすぎるのではないか?という話」
「はあ」
そう、栄純くんと私には共通の時間がない。共有できるものがないのです。
せめて同じクラスだったらいいのに、という話は友人には何度もしているのできっと飽き飽きしているだろうけれど、私には死活問題なので、何度だって口にしてしまうのです。
「‥‥でも私、携帯持ってないし」
「バイトして買えば?」
「バイトする時間があるなら栄純くんに当てたいし‥‥」
「‥‥‥だろうね」
「やはりこの身一つで栄純くんに突撃するしかないと言うこと!!行ってきます!!!」
そうよ、寂しいなら自分から共通の時間を作りにいけばいいのよ。栄純くんに今すぐ会いにいけばいいんですよ!!!
「って言いながら教室飛び出してきたんだけど、やっぱり栄純くんと連絡取りたいから文通しませんか!」
「いきなり来てなんの話だ?!!」