02

「ただいまあ〜〜〜〜」


プロシュートとのパーティ潜入任務が、思いの外早く終わった。私が頑張ったからかな!?なんて冗談半分で言ったら、プロシュートは「そうかもな」と適当な相槌をするだけで、相手にしてくれなかった。褒めたら褒めたで調子にのるからって、それは酷いんじゃあないのか。隣を歩くのにふさわしい振る舞いをしろって言いつけを守って服装も歩き方も気をつけて頑張ったんだから、こういう時は褒めといた方が私を上手く扱えるってもんなのに、分かってないなあプロシュートは。

そんなふうに拗ねた気持ちで戻ってきたから、帰ってきてメローネを見かけた時は、それはもう嬉しくて、勢いよく飛びついた。

「メローネ、ただいまっ」
「おかえり、なまえ」

いつもの光景だとばかりに横を通り過ぎたプロシュートを尻目に、思い出したように褒め言葉をせがむ。

「頑張ったから褒めて頭撫でて!」
「お疲れ、今日もディ・モールトよく頑張ったな」
「エヘヘ」

素直に褒めて撫でてくれるメローネに笑顔になる。じろりとプロシュートの方を睨んではみたけど、全く気にしていなかった。

「どっかの誰かさんと違ってメローネは優しいなあ〜〜〜〜〜!」
「言ってろ」
「ところでなまえ、悪いがオレも今から仕事でな」
「えっ!」
「遅くなるだろうから先に寝といてくれ、これ鍵」

メローネは申し訳なさそうに謝って、そのまま忙しなく任務へ出かけてしまった。そういえば、今にも出かけそうな格好をしていると思った。てっきり帰ってきたばかりなのかと思っていたけど。
まさか早期に終えた弊害がこんなところで出てしまうとは。こんなことなら、任務を張り切ってこなすんじゃあなかった。いつもみたいにゆっくりじっくり観察しておけば、いい感じにメローネと帰ってくるタイミングが合っていたかもしれないのに。

呑気にソファで寛いでいるプロシュートの膝を借りよう、とごろりと寝転んで膝を借りたものの、固くて寝心地が悪い。

「プロシュート、脚固……」
「勝手に借りといて文句言ってんじゃあねえッ」

無駄に着飾ったドレスがやけにこの場に不似合いで、なんだかなあとため息をついた。

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