熱い、熱い。
この感情は、なんなのだろう。

それは例えば、LBXを組み立ててる時のような。
例えば、魂のぶつかり合いのような戦いを見ている時のような。

熱くて、心に残るような何か。

「……ル」

けれど、LBXとはまた違う、何かで、

「……!、タケル!!」
「う、わあっ?!な、なに?どうしたの?」

びっくりして振り向けば、そこには呆れ顔のなまえがこちらを見ていた。
ふう、とため息をこぼされ思わず謝罪の言葉が口から漏れる。

「どうかした?」
「あ、いや…ちょっと考え事を…、ね」

そういえば、なまえに一緒に帰ろうと言われた気がする。気がするけれど、その前後が全く思い出せない。

「LBXのことでも考えてた?今日、私がミスしたから、その整備についてとか」
「…まあ、そんな感じ、かな?」
「………変なタケル」

納得いく答えじゃなかったからか、なまえはぷくりと頬を膨らませてしまった。
どうやって機嫌を直してもらおうかと考え込んでいるうちに、ダック荘についてしまった。これじゃあ印象が悪いままだ。

「……タケル」
「? どうしたの?」

なまえは少し言葉を考え込むように下を向いて、それから綺麗な金色の目を此方に向けた。

「もし何か困ってるなら、相談して欲しい」
「………え」
「私は、タケルの力になりたい」

僕がずっと考え込んでいたから、なまえにも心配させていたのだろう。
そんな僕を気遣うなまえに、また顔が熱くなった。

「ありがとう、なまえ」
「うん。…それじゃ、またあした」
「…うん、またあした」

ああ、熱い。


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