ジンとラトル



でぃんでぃろりん
でぃんでぃろりん

おかしな音を鳴らすラトル。
ガラガラだって思ってたらベルモットがラトルって言ってたから多分正式名はラトルなんだろう。

これが楽しい。何が楽しいのか分からないけど、凄く楽しい。
持って降ってるのがジンってところが違和感あるけど、今の私にはそんな事気にならない。


「あきゃーー!!」
「喜んでるわね」
「こんなにテンション高いの初めて見やしたぜ」


無表情でラトルを振るジンとテンションMAXな私とそれを眺めるベルモットとウォッカ。
側から見たら凄い図だ、と思うけれどここは拠点のホテルの一室。
誰に見られる訳でもないので関係ない。


「おぅう、あぅあ!」


もっと振って。振って。


「買ってよかったですね、アニキ」
「……これ貴方が買ったの?」


まじで?赤ちゃん用品売ってる所でジンが買って来たの?え?


「たまたまネットで見つけただけだ」


あ、そうなの、通販か。そうだよね。
流石にこれ持ってレジに並ぶジンは想像できないわ…。

でも、見つけてわざわざ私に買ってくれたんだよね。
どうしよう、凄く嬉しい。

ちゃんといっぱい遊ぶからね!
まだ自分で持てないけど!


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そして30分ほどジンにラトルを振ってもらって騒ぎ疲れた私はいつの間にか寝ていた。

この日から、ジンの内ポケットにはこのラトルが常備される事になるとはこの時の私は知らない。