Lucky 7



*雪音さん宅フラーウムちゃん(★シャンデラ♀)お借りしました。



キス、された。愛しい女の子に。真意を問うたら目を逸らし、解らないなどと嘯いて。理解すればいいのか、理解せずにいればいいのか。心の内で暴れ狂う蛇のような感情を、思わず、吐き出した。

「ねえフラーウム。こんなことされたら、男は期待するんだよお?」
「ッ!?」

言うが早いか、彼女の腕を掴み取って壁に押し付ける。甘くねっとりとした声が、自分から出ていると気付いた時には背筋が凍るかと思ったほどだ。
だが、そんなことはどうでもいい。この口づけの意味を彼女の口から聞かないと、狂い果ててしまいそうだから。

「ねえ教えてよ。なんで僕にキスしたの?好きなんでしょう?ねえ認めなよ。僕だけのものになってよ。ねえ、ねえ!」

早口で捲し立てる自分が、酷くどす黒いものに感じられる。真っ黒に淀んで、醜く、下劣な、蛇のように。フラーウムの瞳にはうっすらと涙の膜が張っていた。怖いのか、認めたくないのか。或いは、そのどちらもか。

「キミのことは狂ってしまいそうなくらい好きなのにねえ、キミが誰かに笑い掛けるだけでキミを殺してしまいそうになるんだよお」

狂ってる。それは自分でも理解が出来る。けれど、それすらもどうでもいいと感じる程に、目の前の彼女を手に入れたいと、本能が叫び続けていた。




Lucky 7