Lucky 7



*琴音さん宅歌奈ちゃん(★チルタリス♀)お借りしました



耳を優しく揺らす声に、眠い頭でうーと唸る。眠いけれど、このまま離れたくはない。離れたら、このツンデレちゃんは素直に傍に来てくれないから。まあ自分から寄っていくけどね、とインディゴは回りきらない思考をかき集めてもう一度唸り声を上げた。

「寝ないー」
「そんな顔で言われても」

ご飯までまだ時間があると言っていたのは歌奈の方だ。ならばと手を伸ばす。ひゃっ、という可愛い悲鳴が胸元で聞こえた。そう、彼女を引っ張って抱き寄せたのだ。
ぎゅうぎゅうと抱き締めながら頭頂部に顎を擦り寄せ、歌奈のぬくもりを堪能する。抗議の声が聞こえても、知らない振り。だって自分は子どもで、甘えることを許されているのだから。大人に近付きたくて背伸びをしても、こういう時ばかりは自分の年齢にいたく感謝してしまう。寝惚け眼でくつくつと笑えば、インディゴ、と名を呼ばれた。

「なーに」
「寝るならベッド。……これ、恥ずかしい」
「んー、歌奈が一緒なら寝る」

あれ、デジャブ。前にもこんなこと言った気がする。
寒いだなんだと言い訳を探してる歌奈が可愛くて、思わず彼女の顎を掴んでしまう。そうなったら、することなんてただひとつ。

「な……っ!?」
「やっぱり歌奈の唇やーらかい」

ぺろり、自分の唇を舐めながら笑えば歌奈の悲鳴とも怒号ともつかない声が響き渡るのだった。




Lucky 7