Lucky 7



*霧月いびるさん宅みずきちゃん(シャワーズ♀)お借りしました。



薔薇の花束をきみに贈ろうと思うんだ。真っ赤な、綺麗な薔薇を。
前にも一度贈ったけれど、その時は最大級の愛を表しきれなかったから。

「さあ、みずき。一本ずつ数を数えてごらん」

そう言って庭へ彼女を導いて、ゆっくり育てた薔薇の花を数える。
1本、僕にはきみしかいない。
2本、この僕たちの世界には主役はふたりだけ。
4本、死ぬまで……死んでも気持ちは変わらないだろう。
8本、きみの思いやりに僕はいつでも前を向ける。
12本、改めて僕と共に在ってほしい。
21本、みずき、きみだけに尽くしたい。
50本、恒久の愛を誓おう。
99本、さっきも言ったね。君を永遠に愛すると。
101本、これ以上ない愛が、胸にあふれているんだ。
108本、改めて。……僕と結婚してくれて、ありがとう。

「ヴィーさん、これ……」
「まだあるよ。ゆっくり数えてごらん」

さあ、再開しよう。
150……200……300……
同じものを数えていないか不安なのか、丁寧に数えるみずきの横顔を見て笑みが零れる。丹精込めて育てた甲斐があった。
365本、きみが毎日愛しいよ。
剪定したから本数はあっていると思うけれど。最後の一輪を数え終わったきみに、伝えたいのはたった一つ。

「999本。……たとえ僕たちの命が終わっても、生まれ変わってももう一度みずきを愛する。そう、誓わせてくれるかな?」




Lucky 7