Lucky 7 *奏汰さん宅ヒイラギさん(ラフレシア♀)お借りしました 時期外れのヒマワリをえっちらおっちらと運ぶ。花屋のおじいさんがこの時期に入荷出来たのは珍しい、と太鼓判を押していたから思い切って購入したのだ。 傷つけないように細心の注意を払いながら、大きな束を持って通い慣れた通りを歩く。門扉を潜って庭へ向かえば、愛しい人は穏やかな午後の日差しを浴びながら読書をしている。 彼女の読書の邪魔をしないように足音を殺しながら花を生けるのも手馴れてきたものだ。 何事もやる気と努力があれば何とでもなるのだなあと思いながらヒマワリを生け終えると、次は紅茶の準備。彼女が、ヒイラギが美味しいと喜んでくれたから、紅茶を淹れることも上手になった。まだお茶請けのお菓子を作るのは上手くいかないが、そこは要練習だ。 「今日はローズヒップかしら?」 「!! はい、今日、ローズヒップ、用意した、です」 いつの間にか本を読み終えたヒイラギが声を掛ける。それに驚きつつもきちんと返事を出来た自分を褒めてやりたい気分になりながらアルタルフが椅子を引けば、彼女はその椅子に優雅に腰かけた。 テーブルで存在感を放つヒマワリが太陽の光を浴び、ヒイラギを見つめる。 アルタルフが知らなかった、あなただけを見つめるという彼の想いを花に乗せ。 |