Lucky 7



*雪音さん宅フラーウムちゃん(★シャンデラ♀)お借りしました。



夕日に染まったような少女を見て、いつだって自分だけのものにしたいと叫んでいた。否、物理的ではない。精神的に、自分なしでは生きていくことが出来ないように。腐った醜い支配欲。彼女に想いがあるかどうかなんて、逸る感情の前では考えることすら出来なかった。
いつでも物憂げ。愁いを帯びたその眼(まなこ)を自分だけ、一色だけに染め上げて、喰らって、手に入れて。そこでいつも我に返る。まったく、自分の自制心のなさにはうんざりだ。

「ねえ、フラーウム。ちょっと来て欲しいなあ」

軽い手招きで呼び、警戒心のないその細い腰を力一杯引き寄せる。不思議な悲鳴が上がってもそんなのは関係ない。引き寄せたままに服の裾をめくり上げ、噛み付いた。真っ赤な痕が残るくらい。痛々しい程に。

「ッ、ふ、フリージア……何するのさ……!」
「フラーウムがぼくから離れないように、マーキングだよお」

キスと呼べないほど荒々しく、猛々しい愛情表現は黒く滲む。フリージアは子供のように微笑んだ。その笑顔がどろどろとした淀みに支配されていることを、本人は知らない。
噛み付かれた腰にじんわりとした痛みを感じながら、フラーウムの背には一筋の汗が伝うのだった。




Lucky 7