Lucky 7



*ひふみさん宅九浦くん(★クチート♂)お借りしました。



久方振りに会う彼は、昔と変わらないようで、少しばかり変わっていて。多分、過去の"薫"を自分に重ねているんだと気付いた時はほんの少し、寂しくて。でも、またこうやって、巡り会えた。それは言葉に表せない喜びで。過去の自分の感情なのか、今の自分の感情なのか。そんなことは、少しだけ、どうでもよくなった。

「九浦さん」

名前を呼ぶだけで、幸せな気持ちになれる。なんて素敵なんだろう。あの時代に生きていた頃より、ずっとずっと、距離は近くて。これ以上何を望めばいいのだろう。これ以上の幸せなんて、あるのだろうか。
でも、少しだけ、本当に少しだけ、欲張りになってしまった自分がいることを、知っている。

「薫ちゃん?」

気付いた時には、柔らかな彼の瞼に口付けていた。驚いた顔を、息遣いを、僅かに感じる。なんと言い訳すればいいのだろう。勉強ばかりしていた頭では答えが見つからなくて。

「…………ご、ごめんなさい……」

謝ることしか、出来なかった。




Lucky 7