Lucky 7



*雪音さん宅ノルンちゃんお借りしました。ジュリノルちゃんのとても短いお話



アーカイブの見れる椅子に座り、小さく溜息を漏らす。まったくこの人は。隣でうつらうつらと眠る青年へ、届かない悪態をこっそりと吐いてみる。戦闘中に無茶をしないで、なんて何回口を酸っぱくして言っただろう。自分のことを棚にあげてしまうから、あまり深く追求は出来ないけれど。

「ジュリウス、無茶だけはしないでください。」

こつんと、肩に掛かるくすんだ金色。疲れているのだろう、こんなにもあどけない顔で眠るなんて。きっとこれは自分だけが見ることが出来る、優越感。

「……なんて、自惚れですわね。」
「自惚れてくれないのか?」
「っ!?」

不意に聞こえた声に、思わず肩が跳ねる。くつくつと声を殺した笑い声が耳元を掠めた。つまり、彼は。ノルンは未だに肩から頭を退かそうとしないジュリウスへ向け、控えめに呟いた。

「狸寝入りでしたの?」
「いや、さっき起きた。」

それが本当かどうかなんて、知る由もない。まったくこの人は。なんて思いながら満更でもない。ノルンは仕方ありませんわねと、静かに微笑んだ。





Lucky 7