Lucky 7



ジュリノルちゃんへのお題は『手放せないものが多すぎて』です。
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「わたくし、我儘でしょうか?」

不意に呟かれた言葉に、ジュリウスは振り返る。思い詰めた様子はないものの、その横顔は少しだけ疲れたように見えた。静かに続きを促すと彼女の柔らかな唇から優しく儚げな声が紡がれる。

「最初は、ジュリウスのお役に立てるだけでよかったんですの。けど、少しずつ……もっと傍にいたい、誰よりも近くにいたい……なんて。」

ああ、なんて可愛らしい悩みだろう。ジュリウスは目を細めてノルンを手招きした。何だろうかと近寄る彼女を引き寄せ、抱き締める。胸元から声にならない声が聞こえてきた。

「俺はそんなお前だから、好きになったんだ。」
「ジュリウス……」

甘やかさないでくださいな、と呟きにもとれる声がボソボソと紡がれ、そして緩やかに抱き締められることを受け入れる。あたたかい。穏やかな気持ちになれる。
互いに手放せないものが多くて。けれどこうやって再確認すればするだけ、愛しくなる。





Lucky 7